シマノ鈴鹿ロードクラシック
レース情報
距離 58.1km 順位 24位
出場メンバー
畑中勇介、トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
孫崎大樹、白川幸希、宮崎泰史、柚木伸元
レースレポート
毎年恒例、夏休み最後の一大イベントである、シマノ鈴鹿ロード。
その1つに僕らプロが出るレースがある。
今年で4回目の出場になるが、今まで2回表彰台に上がっており、相性の良いコース。
今年も狙っていきたい。
まずは、朝イチのウィーラースクールに参加。
僕らも学ぶことが多い。
ぜひとも、自転車に乗る方は1度でもいいので、何かしらこういった講習を受けてもらいたい。
自転車は安全に乗れて、初めて心から楽しめるのだ。
ウィーラースクールを終えると、お世話になってる皆様のブースへ挨拶に回る。
そして、少し休みつつ、レースの準備へ。
今年も相変わらず暑い。
毎年、今年が一番と年々更新していく暑さ。
だが、今年は暑い中もうまくトレーニングや、体に熱を溜めないような工夫をできたからか、今日はだいぶマシに感じられた。
この夏の準備が実ったみたいだ。
今回キナンとしては、この後にトルコのレースへ参戦するメンバーが多いので、特にチームで何かするっていうよりも、個々が何を目的にして走るかを重視した。
1つだけ、逃げやレース全体の動きには、必ず誰かが反応し、レースが終るようなことをしないことだけ注意する。
プロレースならではの、コンチネンタルチームによるハイタッチ入場から始まる。
最前列に順番に並ばせていただきスタート。
相変わらず、スタート直後から元喜さんが動く。
それに釣られるような形で、泰史も動く。
サーキットは集団有利なことが多く、このシマノ鈴鹿も例外ではない。
集団スプリントになることが多い。
そのため、僕は様子を見ながら逃げをチェックしていくつもりだった。
2人以外にも、スタートから積極的に動く選手たちがおり、10数名が何度か抜け出る場面があった。
が、やはり逃げはスピードを維持しないと、すぐに集団が伸びて追い付く。
集団有利なので、逃げの選別はしっかりとしないといけない。
しかし、元喜さんと泰史の動きが止まるタイミングのケアをしないといけないので、選別しつつも外してはいけないものにはチェックに入る。
雄大さんもそんな感じで動いてくれていた。
その結果、雄大さん含む9名が先行。
決まると思い、僕も乗ろうと思うが、有力選手と共に前にいるため、下手に動けない。
前はコンチチームメインでかなり良いメンバー。
集団が止まると一気に差が開いた。
一旦逃げが決まる。
有力なコンチネンタルチームが乗ったこともあり、集団を引くチームがすぐに現れないため、さらにペースが落ちる。
むしろ、散見してアタックが始まり、追走を作る動きがでてきた。
それに反応し、あわよくば連れていってもらうのを狙う。
キナンは前に乗せているので、無理して追わない。
何度かアタックがあるものの、どれも続かずすぐに終わる。
これを繰り返すと、集団が疲弊し、追い付くことはなくなるだろう。
どれも決まらなさそうだし、一旦休むため下がったタイミングで、トマさん、元喜さん含む7名の追走ができる。
ここもコンチチームを中心に、かなり良いメンバー。
下がったタイミングだったので、逃してしまった。
が、キナンとしては2人乗せれたのでよかった。
そこからはVC福岡とスパークルが引いていたが、中々縮まらない。
僕らは集団で休む。
前は数名ドロップしつつ、先頭と合流し16名になる。
残り2周。
前も人数を減らし、11名に。
元喜さんもドロップしてきたが、トマさんと雄大さんが乗っている。
前とは1分差から縮まらない。
そのため、逃げきりが濃厚だ。
集団スプリントも12位以降のため、危険回避もかね、チームでやらないことにする。
僕自身は足の感覚と集団の位置取りをやっておきたかったので、無理せずに安全第一で前に位置取る。
ラスト1周。
前の逃げきりが確定。
集団は30位以内だと、全日本選手権の参加資格が取れるということもあり、スプリントをする気がある選手が多そう。
途中、泰史がトレインを組もうと動いてくれるが、絶対に落車を避けるという意味でも、泰史にはいらないことを伝えた。
最終コーナー、なんだかんだ良い位置にはいるが、もしものために敢えて外側に行き、何かあればすぐに逃げれるようにする。
結果的に風を浴びつづけるのと、位置を下げてしまう。
だが、もがき具合の確認と全日本の資格を取るためにももがく。
大外から、早めだが、もがいていく。
かかりは悪くない。
足もいい感じ。
しっかりともがく。
が、やはりゴールまで長かったのと、力で無理やりやっているので、最後は少しバテながらゴール。
一応、資格圏内獲得と10秒のパワーデータはよかった。笑
次はトルコ!
頑張ります!