Tour of Japan(UCI2.2) St.6
レース情報
距離 77km 順位 24位 総合 24位
出場メンバー
レイモンド・クレダー
ライアン・カバナ、ドリュー・モレ
孫崎大樹、宮崎泰史
レースレポート
いよいよクイーンステージの富士山。
昨年はドリューが3位に入った。
今年もドリューをエースに、泰史もできるだけサポートしつつ、チャレンジする。
残りのメンバーで彼らのサポートと、最後の位置取りを行う。
そして、昨日の結果から、チーム総合が1位だった。
エース2人とあと1人頑張らないといけない。
昨日、頑張ったライアンを休めたいので、僕が登るしかなくなった。
かなり、厳しい戦いだが、やるしかない。
今日はスタート前に、富士スピードウェイを走行するイベントランがあった。
その後、一旦ストップし、パレード走行スタート。
リアルスタート直後から、ポイント賞狙いであろうアタック合戦が始まる。
が、すぐに集団は落ち着き、逃げを容認したみたいだ。
なんと、ライアンが逃げに入っていた。笑
「そのまま逃げて、登れるだけ登ってくれたらありがたいな~」
と、弱い自分が出る。笑
JCLのコントロールの元、坦々と集団は進む。
すでに、キツそうな選手も多く、今年のTOJのレベルの高さを物語る。
今日も基本的にはドリューと泰史のフォロー。
が、そこまで難しいコースではなく、また完璧なコントロールのもと、進むので僕もできるだけリラックスして走る。
ラストラップに入る前に、ドリューから最後に必要な物(ドリンクや氷など)を聞いておく。
泰史にも聞いておいたが、特に必要なものは無さそう。
僕は先に補給所で僕の補給を済ます。
ラストラップに入る前の下り区間でレイモンドが2人を引き上げているのが見えたので、任せて僕はドリューの補給に向かう。
ラストラップに入り、富士山に向けて、ダラダラ登るまっすぐの道に出た所でチームカーを呼ぶ。
どのチームよりも先に呼べたので、すぐに来た。
チームカーから、必要な物を受け取り、すぐに集団に戻る。
ドリューと合流し、氷とドリンクを受け渡す。
そして、今日は登りなので、ドリューから不必要な荷物(サングラスやボトルなど)を受けとる。
まだ、登りまで余裕があったので、再びチームカーを呼ぶ。
今日は僕も登らないといけないので、さっき受け取った不要な物をチームカーに預けに行く。
集団に戻り、チームに合流。
少ししたら、登り口に向けて登りがキツくなる。
集団からはどんどんこぼれていく選手たち。
レイモンドも降りていく。
すでに、逃げからはこぼれた選手たちを吸収していたが、ライアンは4名ほどで逃げ続けていた。
「わんちゃん、そのままリードを持ったまま、登ってくれないかな~」
と、再び弱い自分。笑
だが、集団が減っていく中で、わりと自分が悪くない位置にいることにやる気を出す。
登り口直前、ライアン達を吸収。
入り口では、集団が40名ほどになっていた。
いよいよ、富士山に突入。
最初は長い直線をだらだら斜度を上げながら登っていく。
事前にトマさんから、
「この区間は着けるだけ着いていった方が早い」
と、聞いていたので、少しオーバーペースだろうがなんだろうが着いていく。
どんどんこぼれていく選手たち。
集団も直線が終わる頃には先頭3人、集団10人強、僕がいる集団8人くらいと割れ始める。
先頭は広島のダイボール選手が見えた。
集団にドリューと泰史。
後は、僕が粘りまくるだけだ。
チーム総合で関係あるチームがJCL、ブリッジレーン、シマノ、ルージャイと我々の5チーム。
正直、JCLとブリッジレーンがかなり強力なチーム。
タイム差も現在ほぼない。
前を確認すると、ブリッジレーンが2人見えた。
そして、僕の所に1人。
JCLも引いていた、大喜さんと小石さんがここにいる。
ということは、この集団でゴール、もしくは少し出し抜いてゴールできれば、総合を守れる可能性がある。
登れない僕にはプレッシャーだ。
シマノは3人とも、僕の見える位置にいる。
ルージャイは2人しか前にいなかったので、2チームとも、このまま僕が走れれば問題ない。
さぁ、後ろは後ろの戦いだと、自分を奮い立たせ、自分のベストを尽くす。
なんとか、同じような位置で走るも、後半、大喜さんに千切られ、ブリッジレーンの選手も先行していかれた。
最後まで踏みきり、24位でゴール。
このステージ、過去最高成績ではある。
が、トップと7分遅れ。
大喜さんとは1分離された。
結局、ブリッジレーンもトップ10に2人、その次くらいに1人いた。
僕の見ていたブリッジレーンは4人目だった。
ドリューと泰史も最善を尽くしたが、トップと2分30秒差の10位と11位。
ドリューが総合7位になった。
チーム総合もJCLとブリッジレーンに抜かれたが3位以内がほぼ確定された。
ドリューが総合上位勢とタイム差があまり開いていないので、明日は少しでも上位進出できるように頑張っていく。