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秋吉台カルストロードレース(UCI1.2)
レース情報
距離 127.6km 順位 DNF
出走メンバー
トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
孫崎大樹、宮崎泰史
レースレポート
今日はキナンが得意とするアップダウンが激しいコース。
キナンは2位になったこともある、泰史をエースに、トマさん、元喜さんもそれぞれ上位を狙う。
泰史、トマさんは敵エース格と登りで戦えるので、最後まで温存。
元喜さんは後半の抜け出し、もしくは大きい逃げがあれば乗っていき、前待ちで戦いたい。
なので、僕と雄大さんが前半の逃げのチェックに入る。
一番力のある、右京の力を削りたいので、右京を乗せずに逃げを作るか、右京が乗る逃げは潰す動きを意識していく。
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パレードでは、後ろからスタートしたが、今日は逃げに乗るか、チェックに入らないといけないので、リアルスタートの頃には先頭にあがる。
リアルスタートからアタック合戦が始まる。
右京の動きに注意しつつ、良さそうな抜け出しには積極的に入っていく。
例年、アタック合戦が続いていると、ちょうどコースの反対側のサーキットにある、緩い登りの直線で逃げが決まりやすい。
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集団も縦長に伸びており、決まりそうな雰囲気もあるので、意識的に踏む。
中切れや、前に乗せているチームなどが足を止めるので、5~7人ほどのメンバーで逃げが決まりそう。
いつも逃げのきっかけを作り、逃げに乗るアベタカさんもいる。
これは決まると思い、さらに長めに強く踏む。
アベタカさんも長めに引いてくれる。
が、他の選手達が踏めていない。
ちょくちょくペースは落ちるし、ツキイチでないと厳しい選手がおり、決めきれない。
集団に飲まれたタイミングで6人程が抜け出す。
そこに元喜さんが着いているので、一旦見送る。
さらに、後方から勢い良く6人程が抜け出す。
飛び付けそうだが、自分の近くに右京の選手がいたために躊躇する。
何度か右京や広島のダイボール選手などが追走に入ろうとしていたので、そこはすかさずチェック。
前に追い付かないように集団に繋げる。
そのカウンターで、2人、3人と抜け出した選手たちが前に合流する。
16人ほどの逃げができ、一旦落ち着く。
全部を確実に把握できてないが、右京と広島が入ってないと思われる。
また、愛三、シマノは複数名入ったと思われる。
集団が止まりそうになる前に、逃げに乗せれなかった広島がコントロールを開始。
前にいたので、番手を抑えチームを迎え入れる。
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そこでコミュニケーションを図る。
右京、広島が誰も入っていないこと、元喜さんが入ったことを確認し、キナンとしては良い展開。
ただ、右京を1人連れてでも、もう1人前に入りたかった。
そこは、僕か雄大さんの仕事だった。
広島のコントロールの仕方が、間違いなくカルストベルグまでにタイム差を縮め、登りでダイボール選手を前に入れるような動き。
あきらかにアシスト勢を使いきってでも行く、というペースと踏みかた。
番手に収まったのは完璧で、その動きにできるだけ多く着いていき、前に合流できれば理想的だ。
案の定、カルストベルグに入ると同時にどんどんアシストが消え、キンテロ選手とダイボール選手が踏んで行く。
そこに、キナン、右京が続く。
僕もなんとか、そのグループに粘って登りきると、後ろがいなかった。
先頭15人、メイングループが20人程になる。
登りきり、カルストロードに出た所で右京が散発的にアタックを始めるが、雄大さんと僕が潰していく。
たまに、右京、広島で抜け出しそうな所にはトマさんが入ってくれ、キナンペースで進むレース展開。
どの、攻撃も決定的ではなく、広島が2人になり引けなくなったので、右京の増田選手も引き始める。
作戦通り、右京を削る展開になってきた。
同時に、ダイボール選手がいる広島も削ることができたのは大きい。
ちょくちょく前からこぼれてくる選手もおり、先頭は13人程に。
タイム差も広がらず1分半ほどで推移する。
前は人数も多いので、元喜さんの理想の展開。
後ろもトマさんと泰史は休めているので、良い展開だ。
キンテロ選手も引けなくなり、いなくなった所で増田さんがペースアップ。
これがかなり強い。
ほんとに怪我してた人なのかと疑うぐらい引けている。
先ほど広島がしたように、次のカルストベルグで右京が飛んでいくだろうと予想し、番手にキナンで位置取る。
予想通り、登り口で増田さんがハケると同時にベンジャミ選手がペースアップ。
各チーム、エース格しか着いていけない。
僕は着けるか着けないかで粘る。
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少しでも生き残って、何かできることをしようと粘るが、離れてしまう。
エース格の8人ほどの選手が抜け出したみたいで、僕はその後ろの実質メイン集団に合流。
逃げからこぼれてきた選手も回収し、13人ほどのパックになる。
実質、もうレースは終わり。
ここからは完走を目指すグルペットになる。
前にキナンのエース格3人を送りこんでいるため、引く必要はないが、沖縄もあるため踏みやめず、淡々と引く。
増田さんもおり、増田塾開校。笑
しかし、ラストラップに入る際に、足切りは5分のはずが、足切りと宣告され下ろされる。
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しかし、ラジオツールでは、この集団がメイン集団と認定され、審判車もついていたので、足切りのタイムでも問題ないはずだった。
このコースでは、交差する場所があるため、審判団が危険と判断し、下ろすことにしたそう。
実際、勝負に絡める集団ではないので、仕方がない。
前では、トマさんが先頭6人に入り、最後の登りで3人に絞られ粘るも3位。
泰史が7位に入り、元喜さんも前半から動きつつも粘って10位と、3人がTOP10でUCIポイントを獲得してくれた。
チームとして、機能できたレースだったと思う。
僕個人としては、なんとしても逃げに乗り、最後まで戦いたかった。
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次は沖縄!
頑張ります!