ツールド九州(UCI2.1) St.1 大分ステージ
レース情報
距離 137.7km 順位 48位 総合 48位
出場メンバー
トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
ドリュー・モレ、孫崎大樹、宮崎泰史
レースレポート
相変わらず、朝から体が痛い、、、
今日が実質クイーンステージ。
なんとか乗り越えたい。
キナンとしては、最初からバラける恐れがあるので、総合を狙えるトマ、ドリュー、泰史をなんとしても前に乗せる。
ぶっちゃけアシストができるか怪しいコースだが、できるだけ残り、乗り遅れたり何かあった際に動けるようにする。
また、最初の補給ポイントが100km地点と遠いため、それまでにボトルを運べるタイミングがあれば運ぶことにする。
なにはともあれ、ステージレース。
今日がダメでも、明日以降のチャンスやチームのために生き残ることも大切だ。
パレードから登り。
もうすでにキツい。
とりあえず、前が打ち合いを始めても、今日は無視してひたすら自分のリズムで登ると決めていた。
リアルスタート後、すぐにではなくまったりとアタック合戦開始。
といっても、登りなのと、誰も本気でアタックして抜け出そうとするのではなく、スルスルっと行かせてくれと言わんばかりのアタック。
実際、コンチネンタルチームだけなら、行かせてくれそう。
だが、皆乗りたがるので、繋がり続ける。
ほんとに平坦などなく、ひたすら登り。
アタックする選手が減ってきて、落ち着くが、ペースは良いまま進む。
この辺りから、意外と脚が回ってきていた。
また、登りの斜度が緩く、スピードが出るため、僕の得意な感じ。
ひたすら、淡々と自分のリズムで生き残るように走る。
最初の関門と思っていた、由布院までの登りを先頭が見える位置でクリア。
「これはイケるかもしれん。」
と、思い始める。
由布院から、やまなみハイウェイへの登りで元喜さん含む5人が抜け出す。
だが、すぐに集団がペースアップし、逃げを回収。
そのカウンターでトマさんがアタック。
一気に集団のペースが上がる。
登りきりまで速く、集団がかなり減る。
キナンはトマ、ドリュー、僕、泰史の4人が残る。
だいたい50~60人くらいまで減ったか。
さすがに序盤ということもあり、1度かなり緩む。
その隙にマンセボがアタックしそうだったので、マークする。
案の定、アタック。
すかさず抜け出しを図り着いていく。
が、緩い下りだったこともあり、集団も着いてきていた。
すぐに辞める。
再び、集団が止まったタイミングで、トタルが2人でアタック。
どこも反応できず、2人逃げが始まる。
アスタナとEFがコントロールを始める。
これでやっと集団が落ち着いた。
タイム差は30~40秒以内でコントロールされており、この隙にボトル補給を開始。
作戦通り、僕がボトルを運ぶ。
アスタナのコントロールのもと、坦々とレースは進む。
少し休憩タイム。
が、そんな休めるようなコースではない。
とりあえず、補給食を摂るが、気持ち悪い。
この連戦で内臓が疲れているみたいだ。
食べると、吐き気がして苦しい。
エネルギードリンクをメインに摂ることに切り替えた。
二つ目のKOMで、先頭からWTがアタック。
かなり、キツくやばかったが耐えきる。
ここで、またプロトンは絞られる。
この登りで、先頭を吸収したまま数名が先行。
見える距離で下っていたので、登り返しで追いつく。
次のKOMに向け、なだらかに登り始めたところで、コラテックの選手が抜け出す。
プロトンは容認し、ペースが落ち着く。
再び、アスタナのコントロールが始まる。
三つ目のKOM次第では、千切れるかもしれない脚の状態だったが、ペースが落ち着いたおかげで、楽に越えられた。
そこからは、日田の周回に向けて、ひたすら下る。
コラテックの選手が強く、この間にも2分近くまでタイム差が開く。
途中、マンセボ選手とブリッツェンの選手が追走に出るが、すぐに捕らえる。
アスタナ、EF、トタルの3チームによる追撃が始まる。
ラスト2周。
完全にゴールに向けて、集団は調整開始。
僕は少し回復し、このままゴールまでいければ、もがける脚はありそう。
ラスト1周。
何度かペースアップなどもあり、脚が削られてきたが耐えられるか、、、
残り5km。
1分強の短い登りで、EFがロケットでアタック。
一気にペースが上がる。
泰史がトライするも遅れる。
僕もキツくて千切れる。
ベースで踏めるが、このレベルの高強度はごまかせない。
その後は坦々とゴールを目指した。
やはり、補給が摂れなかったのが、最後の出力が出なかった可能性もある。
予定外の出場にはなったが、もう少しやりようがあったと思う。
だが、ステージレースが得意なだけあり、キツいが脚は回ってきたし、上半身の変な張りが緩んできた。笑(張りはトラックの影響?)
明日以降は、さらに走れると信じ、ステージと総合アシストを頑張りたい。
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