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Tour de 熊野(UCI2.2) St.2

レース情報

 距離 107.7km 順位 39位 総合 40位
出走メンバー
 トマ・ルバ、山本元喜、ライアン・カバナ
 新城雄大、ドリュー・モレ、孫崎大樹

レースレポート

今日は山岳コースのクイーンステージ。
今までとレイアウトが少し変わり、千枚田を4回登るコース。

裏手の周回部分もアップダウンが激しく、下りも狭くてテクニカル。
その下り切りから、すぐ千枚田を登る、登坂力とライディングスキルが試されるようなコース。

クライマー達の勝負が始まれば、エースのサポートは厳しいと思う。
なので、できる限り位置取りを行い、彼らが勝負できるようにする。

それを、ひたすら耐えられるまでやるしかない。

皆で前に並ぶ

リアルスタートするが、今日もまったりとアタック合戦が始まる。
そこまで激しくない。

7km地点に今日唯一のSPがあり、ライアンが狙えそうならサポートする。
ライアンが狙わなくとも、岡選手やプラデス選手辺りが狙ってきた場合、僕がボーナスタイムの獲得阻止を目的にもがく。

なので、スタート直後からライアンの近くに待機する。

元喜さんがアタックに反応してくれているので、フォローできるようにしておくが、基本的にはライアンのボーナスタイム狙いでいく。

アタックもほぼ決まらないまま、SPが近づく。
ライアンが良い位置にいるので、サポートに入る。

元喜さんが動いてくれているので、フォローの動き

JCLの選手が先頭で引きまくっていたので、ありがたく利用する形で3番手に着く。

ただ、若い選手だったため、作戦と違ったのだろう。
他の選手から静止され、一旦緩む。

そのタイミングでトレンガヌの選手が2人でアタック。
総合上位にいるクドゥス選手を引き連れる形で2人に綺麗に抜け出されてしまう。

LXの選手が反応して、着いたように見えたのだが、中切れしている。
その後ろにJCL山本選手、岡選手が続き、僕、ライアンが着くものの絶妙な距離。

絶妙な距離感とSPまで残り1km。

このままJCL勢が良いタイミングで行くかなと、少し様子見する。

残り500m。

トレンガヌが捕らえられる距離、そろそろ行かないと間に合わない。
と、そのタイミングでライアンが自らアタックしていった。

僕はアシストなので、行くべきだった。
出しきるつもりで引いてトレンガヌを回収し、ライアンに1着通過させるべきだったのに、JCLを見すぎてしまった。

SPの後も何度かアタックがあるものの決まらず。
間もなく千枚田の入口のため、位置取り争いが始まる。

キナンも前方で集まり、元喜さんを先頭に前に出る。
JCLとキナンが先頭で千枚田の入口に入っていく。

1回目はJCLとキナンが前で引いているからか、アタックなどはなく、良いペースで登る。
KOM手前、残り1kmを切った辺りで、山岳賞ジャージの小林選手がペースアップ。

ペースが上がりながら、頂上を越える。

苦しく、少し下がりながらも前方でクリア。
すぐに前に上がり、アタックなどのチェックに入る。

ちょうど、道が狭く、ワインディング区間で少し抜け出す。
前に2人先行しており、ライアンからGOの指示。
踏んで、前に追いつくように動く。

僕のほかに3人選手が着いてきており、4人で前に合流する。
6人の逃げができるかと思ったが、すぐに集団も迫ってきた。
JCLの増田選手が坦々とコントロールしていた。

捕まるタイミングが狭い下りに入る手前の登りで、この下りを終えるとすぐに千枚田に入る。
このまま位置を下げたら終わると判断し、頑張って先頭付近でクリアした。

頂上手前で、僕らの捕まるカウンターのような動きでトマさんが駆け上がっていき、そのまま下りを先行。
JCL小石選手とマトリックス、ブリッツェンの4名で抜けだして千枚田に入る。

僕は下りきったあと、ライアンとドリューに合流し前方をキープ。
2回目の千枚田に突入。

今日はライアンフォローを重視

前の逃げに乗せられていない、広島がけん引し逃げを吸収。
その後はJCLが坦々とペースを刻み、再び、KOMの前で小林選手が抜け出す。

1回目と同じように越えるが、先ほどまで逃げたり動いていたために、キツい。
前に上がるのが遅れるが、ここは雄大さんが前に行ってくれていた。

少し遅れながらも、アップダウン区間では前に合流し、位置取りを行う。
下りまえの登りでは、JCL、キナンの順でしっかりと越えていく。
下りで、マトリックスが被せてくるように位置を奪いに来るが、2人だけだったので、とりあえず入れる。

下り切り、登りの入口では張りに行き、キナンが前を位置取れるように主張する。
わざと、横に広がるように並ぶことにより、他のチームが前に上げりにくくする。

千枚田に入り、JCLがペースを刻む隙を突き、ドリューがアタック。
数名が反応し、着いていく。
さすがに容認されるわけもなく、集団が一列に伸びながら進む。

かなりペースが上がったため、キツい。

前も少し緩んでいるので、追いつけると信じ踏む。
が、徐々に離されてしまい遅れる。

1人にならないよう、数名遅れている選手に着き、KOMを越える。

その後のアップダウン区間で、トマさんがパンクにより止まっていた。
ラスト1周に入る前で、かなり重要局面だったので痛い。

僕が集団とまだ大きな差ではないはずなので、最後の千枚田でトマさんなら追いつける可能性がある。

一緒に止まっても仕方ないので、チームカーで上がってくるのを待ち、上がってきたところで前に追いつけるようにする。

戻ってきたトマさんも、まだ追う気迫があったため、僕も死ぬ気で踏む。
千枚田の入口までに、各チームカーなどを抜き審判車も抜き、千枚田に入ったところで、僕も限界。

トマさんからねぎらいの言葉をもらい千切れる。

そこからは完走を目指して踏んだ。

無事ゴール

ライアンとドリューが頑張ってくれて、ライアンが3位。
ドリューも9位に入り、それぞれ総合6位、7位。
タイム差もほぼないので、明日逆転優勝できるように、サポートしていく。

恒例の餅まき

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