Tour of Routhe Salvation(UCI2.2) St.1
レース情報
距離 118.8km 順位 22位
出場メンバー
畑中勇介、トマ・ルバ、山本元喜
新城雄大、孫崎大樹、宮崎泰史
レースレポート
後半戦、最初のビッグレース。
UCI2クラスのステージレースが始まる。
初日は151.5kmの予定だったが、オーガナイザーから、「Nature」という理由から距離が短縮。笑
たぶん、その区間が保護自然公園を通るため、様々な動物の糞が大量にあったり、動物が自由に動き回ってることから、危険回避ということだろう、、、笑
ということで、短縮された118km、ど平坦で行われる。
今回は前半2日間が平坦基調。
後半2日間が山岳コースと、前半はスプリンターステージ。
後半は総合勢の争いとなりそうな予感。
しかし、今回出場している17チーム中、コンチネンタルチームが8チーム。ナショナルチームが2チーム、他はクラブチーム。
その中で力がありそうなのが、同じ日本チームである、ヴィクトワール広島、ドイツのバイクエイド、地元トルコのスポルトトとイスタンブールなんとかってゆうチーム。笑(昨年まではベイコズというチーム)
ただ、どのチームも圧倒的力があるわけでもないので、後半2日までどのチームも力を溜めたいはず。
そうなると、今日、明日はアジアツアーのように、永遠アタックの打ち合いになることが想定される。
キナンとしては、GC狙いのトマさん、泰史を軸に、前半2日はそれぞれがステージを狙う。
トマさんはどのチームからも有力視されてるであろうことから、泰史は総合勢が乗ってない、おいしい逃げに乗り、タイム差を稼ぎつつ後半2日間に挑めたら最高だ。
どのみち、今日は大きな逃げにはチーム全体で注意して乗っていく。
想定通り、激しいアタック合戦が続く。
だいたいこうゆう時は何が決まるかわからない。
消耗するが、うまく皆で対応しながら乗っていくしかない。
予定通り、元喜さん、雄大さん、僕を中心にアタック合戦に参加していく。
バイクエイドが、かなり逃げを行かせたそうな動きをしてくる。
だいたい2~3人なら行かせる動きをしている。
僕らとしては、10人前後のおいしい逃げを作りたいので、追走する動きに反応していく。
本当にずっっっっっと、アタック合戦。
40分頃がたったころ、後ろで大きな落車があり、バイクエイドを中心に1度集団が待つことを選ぶ。
結構な人数が巻き込まれたことと、初日ということで、すぐに紳士的に落車からの復帰を待つことを選択した。
そこでも数名、訳もわからずアタックする選手がいたが、すぐにキャッチし止める。
わりと集団が疲れてたであろうタイミングだったので、回復の時間ができてしまった。
ある程度待った後、再びアタック合戦再開。
ここから、少しアップダウンが激しくなる。
すでに、集団の半分くらいはキツそう。
結果、登りの度に5人くらいが抜け出すことが増えた。
さらに、集団はスピードのアップダウンが激しくなり、前にいるメンバーがほぼ同じ顔ぶれに。
アンダーパスを越えた後の登りで、10人強が抜け出しており、集団が止まりそう。
そのタイミングでトマさんの近くに行ったら、
「マゴ、GO!」
と、言われたので、すぐに道を開いて連れていく。
泰史も近くにいたので、2人を連れて、前に追いつくことが使命と判断し、かなり踏む。
広島のダイボール選手と数名ついてきていたが、関係ない。
とりあえずキナンのGCエース2人を前に追いつかせる。
少ししたら、前に追いつく。
結構、脚を使いキツい思いをしたのに、僕らが追いつく頃に、逃げも止まりかけていた。
嫌った数名が飛び出すので、僕も反応する。
さらに、活性化を狙うも、これも失敗。
結局、後ろも追いつき、一塊でKOMポイントへ。
一昨日に試走しており、ここが道が狭く、グラベル区間があり、危険なポイントと知っていたので、チームで前に陣取る。
同じく、バイクエイドも知っていたのか、前に上がってきて、2チームがほぼ先頭を固めて進む。
案の定、集団は伸びて、細長くなった所で、トマさん、泰史含む10人くらいが抜け出すことに成功。
僕はバイクエイドの選手とすぐに集団の先頭を固め、逃げを悟られないようにペースで踏みつつ、逃げを確定させる動きをする。
そのまま、KOMに突入。
ダイボール選手が飛び出し、そこに雄大さんが反応しながら、ペースが上がる。
KOMの頂上では追いついてしまった。
その後は再びバイパスのような広い道に出て、アタック合戦再開。
が、明らか集団がへばり倒していた。
結果、雄大さん含む7人の逃げができ、僕は追走に乗っかり合流。
9人の逃げができた。
メンバーはかなり良く、全員がちゃんと踏んでローテーションを回せている。
これは決まると判断し、雄大さんも僕もしっかり回していく。
最初のSPポイントに近づく。
ロータリーを回って、SPポイント。
3番手に着けて、取れると思っていたが、前の選手が立ち上がりから前の選手と離れてしまい、すぐに捲って追いかけるも、ギリギリ届かず、2位通過。
脚は調子が良さそうなのが確認できた。
集団は逃げに乗せられなかった、トルコ人連合により、すぐ近くに迫っていたため、僕はそのまま集団に戻る。
再び、アタック合戦が続いた後、元喜さん、雄大さん、泰史含む10~20人程の逃げができる。
集団は完全にへばっており、決まりそう。
ラスト10km。
後ろの集団はチームでまとまって、追えるところがなく、アタックしては反応して潰されるを繰り返す。
残り6km。
集団は一旦完全に止まる。
僕はスプリントよりも、トマさんのフォローを意識し、近くにいることにする。
集団はトルコ人チームが追うも、数的不利で縮まらない。
そのまま、集団と10秒差くらいで逃げ切り、雄大さんが4位。
最後は泰史と連携し、泰史をトップ3に入れてボーナスタイムを狙ったが失敗したみたいだ。
だが、チームとして作戦通り、動けた。
泰史も最後の逃げを逃さず、しっかり乗れたので、幸先良いスタートを切れたと思う。
引き続き、ステージと総合を狙って動いていく。