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大分アーバンクラシック クリテリウム

レース情報

 距離 40km(1km×40周) 順位 4位
出場メンバー
 トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
 ドリュー・モレ、孫崎大樹、宮崎泰史

レースレポート

急遽、参戦が決まった。
リザーブ1ということと、後半戦のこの時期に合わせて準備していたので、調子は問題ない。

金曜日にラジオ出演の仕事があったため、当日の朝入り。
学生時代などでは、よくある移動パターンだったが、プロになってからは、少なくとも前日には入っていた。

なので、移動疲れなどの不安要素もあったが、出るからには成績を出したい。

大分空港につくなり、僕のミスもありトラブル発生。
かなり焦りながらも監督とチームのフォローで、無事にレースに挑めた。

やはり、当日移動は少しのミスやトラブルで大きな問題になりかねないので、避けるべきだ。と、改めて思うと共に、自分にも余裕がないと小さなミスも増えると再認識、、、

監督もレースに集中できるように気を使ってくださったので、切り替えていく。

最近、痩せたと言われることが多い。
ぶっちゃけ絞れてます!

ホテルに着いたのが、10時前。
部屋に入り、切り替えるためにもシャワーを浴びてスッキリ。

朝がかなり早かったので、変な怠さはあるが、体は問題なさそう。
シャワーも浴びてスッキリし、軽くランチを食べて会場に向かう。

朝、監督と会った一言目に、
「今日はエースね。笑」
と、言われていた。

雄大さんからもエースだからね!
と、プレッシャーをかけられる、、、

改めて、作戦会議をすると、ガチガチに僕1本のレースではなく、最後スプリント展開になるなら、僕のスプリントで行こうという作戦。

基本的には積極的に逃げを打っていく。
僕としても、簡単にコントロールされた集団よりも、キツい展開からのスプリントの方が狙える。

その事を伝えて作戦会議は終了。

試走の時間では、体と脚の感覚を見たく、ある程度のスピードとパワーを出して走る。
悪くはないが、少し違和感はある。

なんか、体がシャキッとキリッとしてない感じ?笑
締まっていないという表現が正しいのかな?

そんな感じだった。

なので、試走の後もしっかりローラーを回す。
感覚的に、ある程度運動をして乳酸を出し、血流を良くしたら良くなる感じがしていた。 

試走の後もローラーで脚回し

このコースは前にいないとキツい。
キナンメンバーも早く行こうと、いつもより圧倒的に早く準備して向かうも、ほぼ一番後ろ、、、笑

仕方がないので、最初の2~3周は無理なく前に上がることだけを考えた。

スタートして、案の定、前がコーナーを立ち上がっているのに、我々は減速している。
どうせ追いつくと考え、立ち上がりも無理せず、前が詰まったタイミングでどんどん前に上がっていく。

意外にも、すんなり前に上がれ、3周目に入る頃には先頭付近にいれた。

そこからは下がらないように意識して、前に居続ける。

位置取りは得意

10周目。
最初のスプリント賞。

監督からも取れるなら取って欲しいとオーダーがあったので、狙いにいく。
良い位置にいて、取れると判断しスプリント開始。

かなり、かかりが良く、一気に抜け出す。

確実に取れただろうと後ろを見ると、1人着いてきていたので、最後まで踏む羽目に、、、

無事、スプリント賞は獲得。
だが、いつもと違いかなりしんどい。

スプリント賞獲得

脚もだが、心拍がヤバイ。
なかなか落ち着かない。

そこから、当分、地獄を味わった。
下がるわけにもいかないので、前方に位置するが、しっかり落ち着けないので、心拍が下がらない。

苦しみながらも耐えて2回目のスプリント賞へ。

笑ってないです、ほんまにキツいんです。

今はひとまず回復と考えていたが、展開的に取れそうだったので、一応狙う。
だが、先頭の横塚選手が仕掛け、番手の選手が離れたので、僕も無理せずそのまま通過。

その後も、ちょくちょく逃げの反応はするも、回復を優先し、かなり休む動きをしていた。

ずっっっと、苦しく、辞めたい気持ちが出ては、今朝のミスを思い出し、結果で返さねばと奮い立たせる。

もう辞めてくれ、、、って顔

ラスト8周。
回復してきた。
ちょうど、集団もスプリントの雰囲気で、緩んだこともあり、一気に回復。

「これはいける。」

残り5周。
ちょくちょく、抜け出そうとする動きはあるが、スプリントに持ち込みたいチームが多く、誰かが引き戻す。

残り2周。
ここからは下がってはいけない。

一際小さく、、、

残り1周。
ゴール地点通過後のコーナーでの位置が重要と考えており、そこをうまく4番手で通過。
その後、位置取りで5番手に下がるが、ゴールまで長いので悪くない。

ラストコーナー。
そのまま5番手で曲がる。
かなり良い位置。

そろそろだ!

というタイミングで、JCLの岡さんが仕掛ける。
うまく飛びつける。

が、前にいたフィリピン選手の斜行と、外から捲りにきていたスパークルの沢田に挟まれる形で失速。

1度、サドルに座るレベルの失速からの踏み直しスプリント。

ルージャイのカステンセン選手が抜ける形で優勝。
フィリピンと岡さんに届かず、4位でゴール。

微妙なフィニッシュ

最後、回復して、もがける脚があっただけに、スッキリしないゴールになってしまった。
カステンセン選手はアジアツアーでも勝ちまくっているスプリンター。

岡さんにはまっていても、勝てるかわからないがチャンスは大いにあったので、勝負したかった。

汗いっぱいかいたから、明日はさらに調子が上がる
はず、、、

スパークルに所属していたこともあり、たくさんの応援と声かけ、ありがとうございます!
毎年、この大会が楽しみなのも、ファンの皆様のおかげ。

明日は昨年に続きキナンが優勝できるように頑張ります!

中間スプリントで表彰式


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