トルコ滞在記🇹🇷
トルコに来て、10日が経った。
最初の1週間はレースで、その後は、次のレースに向けてトルコにて合宿を行っている。
トルコは全体的に砂埃っぽい空気で、乾燥している感じ。
ヨーロッパっていうより、中東みたいな雰囲気。
ご飯もどっちかっていうと、中東よりかな?
砂埃っぽい感じは、ちょっとしんどいかな。
慣れては来たが、来たときは喉が少し違和感があった。
鼻も詰まっていた感じがした。
前回トルコに来た際もそうだったが、よく笑顔で声をかけてくれたり、トレーニング中は応援してくれる人が多い。
親日派らしいが、トルコ人は親切な人が多い気がする。
また、ロードバイクも珍しいのだろう。
熱狂的に応援してくれている感じ。笑
そんな感じでここ3~4日ほどトレーニングをこなしている。
今回は、アンタルヤの協力もあり、トレーニングキャンプを誘致していただいた。
なので、ホテルにはスポーツジムや室内プール。
ウエイトリフティング場、サウナなどなど、様々な施設がある。
他のスポーツチームも合宿に来ている。
僕らのトレーニング的に、だいたい昼ごはんは遅くなってしまう。
普通はホテルのランチ時間が終わってしまうのだ。
しかし、ここのホテルでは、スナックバーでほぼランチとおんなじような食事が取れるため、気にせず帰ってきて、自分たいのタイミングで食べることができる。
そのような素晴らしい環境でトレーニングができて最高だ。
そんな今日は、リカバリー。
ホテルはアンタリアの街の端っこにあるので、アンタリアの街の中心部に散歩感覚でライドしに行く。
しかし、トルコの街並みを見る、ただの散歩ライドではない。
僕には最大のミッションがあった。
前回来た時に、飲み損ねたトルココーヒーを絶対飲むこと。
今回は滞在時間が長いことがわかっていたので、絶対今回こそは飲みたいし、見たいと思っていた。
ちなみに、事前にめぼしいカフェを調べていたが、昔ながらのトルココーヒーをやっているお店は見つけられなかった、、、
今日の、散策で見つけるしかない。
意気揚々と、ホテルを出て、海岸沿いのサイクリングルートから、街に繰り出す。
昔の城下町があり、すごく綺麗なヨーロッパ風の昔の街並みが見れた。
「めちゃくちゃ良い雰囲気。この通りに昔ながらのコーヒー屋があるはず、、、!」
が、一向にその気配はない。
むしろ、観光客狙いの商店は少し値段の高い水やシミット(トルコの有名なパン)ばかり。
昔ながらのお店がない、、、
城下町から出て、街を走り回っても、最近のオシャレなカフェばかり。
ここで、ある仮説が出てくる。
「今までも良く目にして、軽く察してはいたが、実はトルコはコーヒー文化ではなく、紅茶文化なのでは、、、」
そう、今までのどのホテルもだいたい紅茶の機械が置いてあった。
なんなら、お土産屋さんも紅茶がめっちゃ置いているし、前回、お土産で紅茶を買って帰っている。笑
そして、もう一つの事実に気づく。
昨日、ホテルで見た景色についてだ。
現在、トルコはラマダン(イスラム教の断食行事)が終わり、お祭りに入っているみたいだ。
なので、ホテルでも明らかにそのような雰囲気がある。
また、外から民族衣装を着た、それっぽい人が来て、地元料理が振るまわれている。
そこにトルココーヒーらしきものがあった。
よく見ると、コーヒーの粉に、砂糖、クリープのような白い粉。
その前にはどでかい、立派な”エスプレッソマシン”、、、。
商店でもトルココーヒーという名のコーヒーの粉末が売られていた、、、
「待てよ、、こいつら、、、あの伝統の砂で沸かす抽出方法を捨てて、がっつり文明の利器を使っとるんやないか!?」
「確かに、温められた砂で抽出するトルココーヒーも実質エスプレッソではあるが、あの工程がトルココーヒーなんじゃないの!?」
トルコの人たちも、あの砂の準備や労力がだるかったのだろう。
色んなカフェにトルココーヒー的なメニューがあった。
もちろん、そのお店には立派なエスプレッソマシンも、、、
そう、もう古い砂で作るやり方はないことを気づいたのだ。
調べても、イスタンブールに何か所かそうやって出すお店があるそう。
「完全に観光客用のパフォーマンスやんけ」
と、見てたけど気づかないようにしていた事実に気づいて、ショックを受けたリカバリーでした。
明日からは、第2クール。
しっかりトレーニングを積んで、月末のレースに備える。