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ツールド九州(UCI2.1) St.2 熊本阿蘇ステージ

レース情報

 距離 108.4km 順位 12位 総合 42位
出場メンバー
 トマ・ルバ、山本元喜、新城雄大
 ドリュー・モレ、孫崎大樹、宮崎泰史

レースレポート

昨年、土砂降りで寒い思いをした熊本阿蘇ステージ。
今年は天気が良く、素晴らしいロケーションで走れた。

キナンは、総合ジャンプアップを狙い、攻めることにする。
トマ、ドリューを逃げに乗せるが、40人が総合上位を狙えるほど、ひしめき合っている。

なので、その辺りのメンバーの逃げは決めさせてもらえない可能性が高い。
その際は、残る日本人4人に逃げのチャンスがあるかもしれないので、サポートだけでなく、逃げからのステージも頭の片隅にいれておく。

リアルスタートから、コンチネンタルチームを中心にアタックがかかる。
僕は、脚がキツいので、狙いを絞って仕掛けようと考える。

すると、シマノの選手が1人抜け出していた。
リーダーチームのトタルが集団を抑える動きをしているので、逃がしてもらえると判断し、追いかけようと前に上がる。

今年は晴れて、すごく良い景観のレース

そのタイミングで元喜さんがアタック。

そこにさらに2人着いていき、4人逃げができる。
阿蘇に向かう長い下りで、JCLのネイサンが飛び出し、追走を開始。

ほどなくして前に合流し、逃げ5人と集団の構図になる。
最初のKOMが設定された、箱石峠までの道が狭いため、残るキナンメンバーで早めに前に位置取る。

WT、コラテック、キナンの順で登りに入る。
最初はトタルのペースで坦々とコントロールされたペースだったが、コラテックのアタックをきっかけに、一気にペースアップ。

集団が縦一列に伸びる。
前で入ってよかった、、、

ただ、僕もかなりキツい。
中切れを起しそうになるも、耐え続ける。
斜度が緩い分、完全に千切られることがないが、生き殺しのような状態でより苦しむ、、、

KOMまで、残り1.5km。
中切れしないように、後ろの選手が着けるようにして、横にズレながら耐える。
後ろを見ると、もう誰もいない。

これ以上は千切れられない。

残り1km。
斜度が緩み、なんとか集団の後ろを千切れたり着いたりしつつ登る。

無事にKOMを通過し、集団に生き残る。
ちょうど、元喜さんたち5人の逃げを捕らえたため、ペースが落ち着く。

ここから周回コースに入る。

下りで一気に前に上がり、再びアタック合戦に参加できるようにするが、1発目の登り返しで踏めない。

前では、予想通りアタック合戦再開。

元喜さん、泰史、トマ、ドリューが対応しているのが見えるが、後ろで着くのが精一杯。
2周目に入る直前にトマ含む5人の逃げができる。

リーダーチームのトタルがすぐにコントロールを開始し、40秒差ほどで推移する。

ひとまず、休憩に専念する。
キナンとしては、このまま逃げきればトマさんの総合。
捕まるとしても、うまくコントロールされているため、ゴール前に捕まると予想されるので、スプリントになるため、僕がもがく。

そのためにも、ひたすら回復に努める。
前で3人は位置取っていたが、僕的には一番後ろで、自分のリズムで走るのが楽だったので、後ろにいた。

ほぼ一番後ろ、笑

所々、タイム差が詰まったりもしたが、逃げとは40秒差のまま周回を終える。

ここからはゴールまでほぼ下り。
だいぶ脚も回復してきてもがけそう。

ドリューも少し前から、
「スプリントいけそうか?ゴールまでコントロールされるだろうから、いけるぞ」
と、声をかけてくれた。

チャレンジすることと、ラストの位置取りをして欲しいと伝える。
元喜さん、泰史も集まり、4人で前に上がっていく。

残り15kmくらいで、テクニカルな下りが始まる。
うまく前方で入れた。

すると、大きい道路に出たところで、集団が割れていた。
元喜さんもいなくなっており、泰史も遅れながらも追い付いてきた。

すぐに後ろも戻ってきたが、集団はさらに減ったか。

ドリューと合流し、ドリューが引き上げてくれる。
トタル、アスタナ、EF、コラテックの順。
その後ろにキナンとヴィクトリアが争いながら位置取る。

残り5Km。

完全に逃げは射程圏内。
ここから、コーナーが増えてくる。

残り3km。
コーナーでうまくコラテックに混ざりながら、ヴィクトリアトレインの破壊に成功。

スプリントのある、メイヤースが来たので、入れてマークすることにする。

残り2km手前で、逃げを吸収。
ここから、アスタナが牽引開始。

脚も良い感じ、もがける。

ラスト1km。
最後まで逃げていた、JCLの小石さんを捕らえた。
ここで、トタルが再び先頭に出る。
アスタナ、EF、メイヤースの所にうまく潜り混んでいた。

このまま伸びれば、最後捲りに出て狙える。

が、集団が向かい風と登り基調のゴールのため、勢いが緩む。
そのタイミングで後ろにいた、日本人チームが上がってきて、被される。

残り500m。

出口がない、
無理やり中を抜けようとするも上がりきれない。
そのまま、もがききれずに12位でゴール。

脚が残っていただけに、もがききれずに不完全燃焼気味で終わってしまった。
最後、ドリューがいい位置に上げてくれたのに申し訳なかった。

もったいない、、

最後にもう一段階前に行きたいが、そこで脚を使うともがけない、、、
難しい所だ。

トマさんが逃げで中間スプリントを3位通過。
ボーナスタイムを獲得し、総合10位になった。

明日は守るよりも、攻めていきたい。

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