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Tour of Routhe Salvation(UCI2.2) St.2

レース情報

 距離 133.7km 順位 5位 総合 16位
出場メンバー
 畑中勇介、トマ・ルバ、山本元喜
 新城雄大、孫崎大樹、宮崎泰史

レースレポート

今日はホテル(学生寮)から1時間強の移動からスタート。

コースはスタートして、ダラダラと登り基調。
所々、しっかり登るが平均勾配4%前後と緩いもの。

しかし、昨日のレースから、全体のレベルが低いことが伺え、この登りでも人数は減るのではないかと予想される。

現地の人と交流

キナンとしては、ここで全員が無難に前でクリアし、人数の減り具合や集団のへばり具合を計りたい。

大まかな作戦は昨日と同じく、ワンデーのつもりで各々ステージを狙うが、集団がへばっており、キナンが大きく力を使わずとも破壊できそうなら、攻撃していくことを確認した。

スタートから20kmほどで登りがあるからか、まったりめのスタート。
ほどなくして、アタック合戦が始まるが、合戦というほど激しくない。

激しくない序盤

タイミングよく、僕とトマさん含む10名くらいで抜け出すも、踏めない選手や、ローテを止める選手が多すぎて、決まりそうにない。

集団から抜け出しており、集団も止まっているのにもったいない、、、

トマさんが乗っており、有力な総合勢が見られないため、僕も強めに引くが、他がついてこれない。

無駄だと判断してやめる。

そのまま、大きな動きがないまま登りに入る。
キナン勢はまとまって、先頭付近で入り、そつなくこなす。

かなり良いペースだったため、集団が減っており、伸びきっている。

そのまま、細い道の区間に入ったため、元喜さん、雄大さん、僕を中心に仕掛けていく。
ここでも、着いてくる選手はいるが、回らない。

抜け出す動きに僕らが反応して回そうとするも、どれも止まる。

雄大さんが単独で飛び出し、追走に2名が出たところで、リーダーチームのバイクエイドを中心に集団に蓋をする。

これにより、3名の逃げが決まった。

キナン勢は前に固まっていたため、僕がドリンクの確認をし、ボトルを取りにいく。
ドリンクの受け取りついでに、監督と逃げのメンバー確認を行う。

左ハンドルなので、左で補給

前で見ていたので、特に問題はなかったが、一応確認しておく。
雄大さん以外の2人は昨日逃げていないので、雄大さんがバーチャルリーダーとなる。

集団に戻り、ドリンクを全員に受け渡し、1度休憩モード。

戻る際、福光さんのバイクを見つける笑

このタイミングで固形物をしっかり摂る。

ステージレースなので、休める時にしっかり休み、エネルギーを蓄えることも大切だ。

逃げと1分差が開いたところで、バイクエイドが本格的にコントロールを開始する。
我々は番手に収まり、安全にこなしていく。

広い道に出て、ほどなくすると、フランダース連合(フランダース地方の選抜チーム)が1人でアタックしていく。

かなり、強烈だったのと、アマチュアの選手達で構成されてはいるものの、ベルギーのケルメスレースで勝ちまくっている選手達だったため、バイクエイドも危険と判断し、全力で追う。

が、1人に対し4人が全開に近いレベルで追っているのに、なかなか縮まらない。

バイクエイドの番手

少し登り返しのキツいところに差し掛かったところで、もう1人フランダース連合がアタック。

これもキレがあり、強烈なアタック。
誰も反応できず、行かれる。

ちょうどバイクエイドが崩壊気味だったこともあり、2人に完全に行かれてしまった。

すぐあとに、少し長めの登りが始まり、集団も30名ほどに絞られる。
この登りで雄大さん達の逃げも、追走2人にパスされたみたいで、雄大さんを吸収した。

今回のレースは、タイムボードがなかなか出ず、雄大さん達も1分差のままだと思ったら、いきなり2人に抜かれたらしい、、、

30名弱の集団にトマ、泰史、雄大さん、僕が残っていた。
ひとまず、前を追わないといけないと思い、積極的に前に出ていく。

が、減らされた集団はまとまらず、なかなか追走ムードにならない。
止まることはなかったが、坦々と進む。

後ろから20人ほどが追いつき、キナン勢は全員揃う。

トマさんとちょうど、どうするか話していたタイミングだった。
僕は集団がまとまった際のスプリントに備えることになり、キナンからは1人選手を出し、集団の追走の音頭を取ることにする。

初めは、スポルトト(トルコのコンチネンタルチーム)が引いていたが、元喜さんとバイクエイドの2人しか引かなくなってしまった。

先頭は2人逃げで、同じチーム。
現状、全てのチームが総合もステージもどちらの意味でも追わなければいけない。

雄大さんやトマさんが色んなチームに交渉に行くが、なぜか渋られる。
ヴィクトワール広島は1人出してくれた。

後から、カザフのコンチネンタルチーム、トルコチーム数名が合流し、キナンからは畑中さんも追加して追撃モードになる。

キナンからは2人出る

が、一時3分近くまで広がったタイム差が2分近くまで縮まるも、集団を引くチームが少なかったことと、本格的にペースアップされるのが遅れたことで、捕まりそうにない。

しかし、集団の頭を取れば3位でUCIポイント圏内。
元喜さんと畑中さんが引いてくれたので、絶対に取りたい。

ラスト2km。
逃げている2人と同チーム、フランダース連合が5人で上がってくる。
かなり、強力でどのチームも並べない。

ラスト1km。
ヴィクトワール広島の玲さん、キンテロが上がっていくのに合わすようにトマさんが引き上げてくれる。

ラストコーナーを8番手くらいで通過。

フランダーストレイン(3)、スポルトト(2)、玲さん、僕、キンテロの並び。
そこまで早くないが、どこのチームも上がってこない。

順当にフランダーストレインから発射される少し前に、トルコ人やキンテロが捲ってくる。

ラスト300m。
少し早いので、合わせて捲りに行かなかったことにより、僕のラインがなくなる。

ラスト200m。
少し垂れた選手のすき間を縫って、スプリント開始。

抜け出てきた時には1車身

前にはキンテロとフランダース。
どちらも垂れている。
僕はかかりが良く、追いつきそう。

が、少し足りず集団3番手で通過。
結局、フランダース連合にワンツースリーを取られた。

届かんかった

明日から山岳コース。
今日の分を取り返していきたい。


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