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フェチとコンプレックスの話。

ぐらぐらに沸きそうな暑い日が多いですね。
梅雨が戻ってきてるみたいなお天気の地域もありますが、みなさん体調は大丈夫ですか?
熱中症になってませんか?
喉が渇いたと感じる前に水分補給してくださいね。

流行病が続き3度目の夏、「マスクにつかない」お化粧品の数もうんと増えましたね。

今回のトップ画像は「良い」という噂だけ聞いていたのに全く遭遇できなかったので「ツチノコかユニコーンなんだろう」と自分に言い聞かせて諦めていたKATEのリップモンスターと出会えた喜びで撮った画像です。

もう嬉しくて嬉しくて嬉しくて可愛くて!!
私のために残された最高の2本です、これは。
(言い切ってしまうほど私によく似合うのです。ふふふ)



みなさんのチャームポイントはどこでしょうか。

私がよく人から褒めてもらえるパーツは目です。
高校生の頃「ぐみちゃんみたいな目になりたい」と言ってくれた友達がいて、それまで特段好きじゃなかった自分の目が好きになりました。

そんな私の可愛いおめめを飾るメイクですが、マスク生活に伴い、カラーのアイライナーとマスカラがそれぞれ10本を超えました。
こわいですね。
気付いたら雑誌の付録のメイクポーチがいくつもパンパンです。


"目は口ほどに物を言う"とはまさにそうで、目は印象を左右すると思います。
化粧が濃かったときには「性格キツイと思った」と言われたことがあり、すっぴんの時には「防御力弱そう」と言われたことがあります。(しばくぞ。強いわボケェ。)

キラッキラのラメひとつぶだって、意図してまぶたに仕込んでいるのです。

感情がすぐ反映される素直なわたしの目は「ぐみさんはマスクしてても笑顔なのがわかりますよね」って言われてむふふっと三日月になります。

でも、密かに自分で好きなパーツは唇です。

なので、1番好きなメイクは口紅です。
口紅をひいただけで、なんだかお化粧をしている気分になれるところも、アイラインをひくより意志の強さを宿せるような気がするところも好きです。

メイクの仕上げにリップで唇を彩る瞬間、「よし!今日も可愛い!」と魔法がかかります。

言葉を大事にしたい私は、言葉を発するところを美しく飾りたいのかもしれません。

"2:00AM"にわたしを最強の"ラスボス"にしてくれるリップは、可愛いをつくる魔法の杖なのです。


みなさん、フェチはありますか?

フェティシズム(fetishism)は、もともと宗教用語らしいですね。
物に神聖な力が宿ることを指していて、信仰と崇拝のあり方を意味する言葉らしいです。
でも今ではフェチと聞いたら、性的魅力を感じる部位を指すイメージが強いですよね。

さて、冒頭の質問に戻ります。

みなさん、フェチ(性的魅力を感じる部位)はありますか?


私はめちゃくちゃあります。
そりゃあもう、たんまりあります。

よく聞くフェチは大体フェチと言ってもいいくらいです。
人体は本当にアートだなって思います。
髪やおでこ、目や鼻や唇、頬の丸み、首や肩、腕、足、指、腰…あげ出したらキリがないです。かくも人体はどこを切り取ってもセクシーすぎると思いませんか。


骨も好きなので博物館とかで恐竜の骨格とかを見るのも好きだし、ベッドの中でも指の関節とか骨盤とか鎖骨とかに唇を寄せたくなります。
あわよくばちょっと噛みたいです。

あわよくば、ね。(骨が好きっていうとわんちゃんみたいですね。わんわん!)


さて、色んな部位にときめきますが、具体的に"どんな"形の目が、鼻が、唇が好きか、というのはあまり無いです。

血管が浮き出る神経質そうな腕も好きだし、えくぼのできるふっくらした厚みのある手も好き。
鎖骨が綺麗な華奢な人に手首を掴まれて身動き取れなくなっちゃうのも、筋肉隆々に仕上がった腕で優しく抱き寄せらるのも好きです。油断したぷにっとしたお腹もかわいいですよね。つんつんしたい。
シュッとしたクールな一重まぶたも好きだし、彫りが深い絵に描いたような平行二重も好き。


なんだか書いててニヤニヤしてきました。
あんまり見ないでください。恥ずかしいです。

同じように目がふたつ、唇がひとつ、ついていたとしても、双子であっても、親子でどんなに似ていても、その形は全く同じにはならないの、神秘ですよね。

その人自体に魅力を感じていると、どこを切り取っても好きになってしまうのは私の長所です。きっと。

愛と尊敬を感じた人は、男女問わずキラキラと魅力的に映ります。
いいなぁと羨望の眼差しを向けてしまうけど、嫉妬はしないようにしてます。
妬み嫉みは人を醜くすると思うのです。
持ってないものは仕方がないです。

配られたカードで勝負しなくてはならないとスヌーピーも言ってました。



造形だけではないフェチの話をすると、香りと声も好きです。あと、素敵な文章もフェチです。

いい香りの人とかいい声の人にきゅんとしてしまう人は男女の差なく多いのではないでしょうか。

声は特にそうなのですが、わたし自身自分の声が好きじゃなさすぎて、録音した映像とか音声とか聴くと、叫び出したくなるし逃げたくなります。

仲良くしてくれている人の殆どが良い声すぎて一生聴いていたいよ〜!って感じるのに対して、私の声ってなんかおもちゃみたいな声してんな?変な声〜!キチィ〜!助けてくれ〜!って思ってます。

声に若干のコンプレックスを抱えていながら、カラオケは好きです。そして声量おばけとよく言われます。

例えばカラオケで屋外の喫煙所から戻った子から「外までぐみの歌聞こえたよ」(しかもバラード)とか、飲食店で後から来た子から「笑い声でどこの席かわかったよー!」とすぐ合流できるくらい声のボリュームがバグってるの、ちょっと恥ずかしいです。無自覚ってこわい。


ただ幸い(?)なことに、「声がでかい」は言われたことあっても、「変な声」とは言われたことはないです。
(面と向かってそんなことを言うような人と遭遇しなかっただけかもしれません。ラッキー!)



不思議ですよね、普段喋っている時も自分の声って耳に入っているはずなのに、普段のおしゃべりだと相手の声を「いい声だな〜」って思うばかりで、自分の声は気にならないです。

ただ録音した声聞くと心の中で「シテ…コロ…シテ…」ってなる。

声が大きいことで怒られたこともあるけど、よかったこともあります。

例えば居酒屋で店員さんを呼ぶ時すぐ気付いてもらえるし、中高生の頃は部活の声出しで他校の先生に褒められたし、音読が後ろの席まで聞きやすいとか、学生時代にバイト先で「ぐみが店頭に立つと客数と単価が伸びる」って店長に喜ばれたりしたから、わたしは今も自分の声を呪わずに生きて来れてます。きっと、明日からも。


自分の声が好きじゃないっていう話を何度かTwitterでしたことがあります。

みんなから「元気の出る声だよ」「わたしは好きな声だよ」と言ってもらえて救われる気持ちです。

私は自分の声が好きじゃなさすぎて「気を遣わせてごめんね…」という気分になるし、「私の声が1番好き」だと言ってくれる人に「ダウト!」と思ってしまうけど、もしかしたら1000人に1人くらいは私の声を本当に好きだと思ってくれる人がいるかもしれない。

そもそもコンプレックスって自分が思っている以上に人は気にしていないものですよね。

むしろ人のコンプレックスってチャームポイントであったりするから、コンプレックスがあっても、そんなに気にしなくてもいいのかもしれないな。



先日、一緒に遊んだ友達から「遠くからでもぐみちゃんの笑い声聞こえたよ」って言われてちょっと恥ずかしくなってたら、「声が通るんだねぇ」って言われて嬉しかったです。

自分の声変えられることなら変えたいな。
かと言って声を作るのも出来ないだろうな。
器用じゃないからすぐボロが出るし、たぶん作った自分の声にもそわそわして逃げたくなっちゃう。


悪い魔女に願いごとの代わりに奪われるような声じゃなくてよかったかもしれません。

わたしがわたしの声を好きになれなかったとしても、わたしとおしゃべりをしながら笑ってくれるあなたがいる今日が、昨日と変わらず愛おしいです。

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