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FOLFIRI(イリノテカン)とジーラスタ注射の副作用まとめ。(私の場合)

FOLFOXのオキサリプラチンにアレルギーが出たため化学療法が FOLFIRIに。薬がイリノテカンにチェンジ。
イリノテカンの副作用と思われる現象をまとめて適当に箇条書きにしてみました。(副作用の出方などは個人差が大きいものです。これはあくまで私の経験です)

イリノテカン副作用のまとめ(私の経験です)

FOLFIRI療法で使用するイリノテカンからくると見られる副作用をあげてみました。まだあった気がするけどとにかくすべてが倦怠感が強いということに尽きる薬というイメージでした。
2022.12月現在もまだ使用していて使うたびにだるさが強くなっていっていると思います。


・ひたすらだるい。オキサリプラチンでは点滴後でもそんなに寝込むことはなかったのですが初回からだるくてだるくて翌々日くらいまでほとんど横になってからうとうとしながら過ごしました。
眠気も強く、家の老猫と同じかそれより多いくらい寝てすごしていました。寝て起きてお手洗いへ行って何か飲んで少し横になるとまたすぐ寝ていて気づくと数時間経ってる。そんな日が3日くらい続きました。
初回フルでの投与で結構な倦怠感だった為2回目以降は70%くらいに減薬しても続けていきました。
薬の蓄積からかだるさは回を重ねるごとに増してきている感覚でした。毎回点滴3日後に打ちに行っていたジーラスタ注射が倦怠感で病院まで行けないため1日ずらして4日後に打ってもらうことになりました。

・点滴2日後あたりに下痢。これはある時とない時かがありました。とはいえ年中便秘でありとあらゆる便秘薬を処方してもらっている身としては出るだけありがたいと考えてしまえる程度でした。言われていたほどの酷い下痢ではなかったです。
脱毛は無し。イリノテカンの特徴的な副作用として脱毛を言われて更に2個ウィッグを買い足し準備していたのですが結局使用せず。
点滴中の暑さ。点滴を約2時間ほどかけてしているとだいたい眠くなってうとうとしてしまうのですがそんな時に突然かっと暑くなり汗がじわっとでてきます。なのでカーディガンなど脱ぎやすい服で行くことがおすすめ。夏場はハンディの扇風機大活躍でした。
folfiri投与の回を重ねてくると休薬期間にもホットフラッシュのような発汗や暑さが日に何度か起こるようになりました。抗がん剤を始めてから生理がずっと止まっているので年齢的なものなのかもしれないと婦人科の先生に漢方24番を処方してもらって飲んでいましたがあまり変化は感じず。9月頃から手術に向けて抗がん剤を止め外気温が下がってきた頃にはあまり気にならなくなってきて今(12月)はもうほとんど症状はありません。
口腔内のただれ。口内炎ができるというより口の中がただもったりただれてしまう。そうなるとそれでなくてもだるくておろそかになりがちな歯磨きも歯間ブラシも更に痛みでしっかりできなくなるのでやっかいな副作用でした。
目のかすみ。これはもはやどの薬剤の副作用なのか謎なのですが点滴後から数日は目のかすみが強くなってよく物を凝視して眉間に皺を寄せた怖い顔になっててしまっています。
・薬が体から抜けたなという自覚があるのが点滴後5日ほど。抜けてしまえば生活には特に大きな支障はない程度に回復して好きなことをして過ごせます。治ればこっちのもの!とばかりにご飯もお酒も楽しんでいました。(ドクター、薬剤師さんには確認の上でです)

ジーラスタ注射副作用のまとめ(しつこいですが私の経験です)

抗がん剤の副作用である骨髄抑制でおきる好血中減少症のためにうつ注射です。薬価が高く3割負担で1本3万を超えます。(10割負担で10万越え)
高額医療費控除などの制度を使うと自己負担はまた変わってきます。病気になってから日本の保険制度には頭があがりません。

・背中の真ん中あたりにじわじわじわと経験したことのないような感覚。
前屈みになった時に骨髄?あたりからにゅるにゅるじわじわ(何て表現をすればいいの全然かわからない感覚)する感覚があり力が入らない。
痛いとかではなくなにか何か背骨のなかで何かが起きているなんだこれは?というような感覚が起こります。
・注射した日の夜、日付が変わるくらいの時間から悪寒がし始め体ががたがた震え始める。比喩ではなく本当に体がガタガタ震え冷たいプールを出た時のように唇がガチガチなる。熱を測ると37.5~38.0くらい。震えと発熱は2時間くらい続き治るとそれで終わり。震えが強く全身にが入るので熱が下がったあとでも体は疲労感が強い。真夏でも毛布に包まりそれでも足りない時は一人用のセラミックファンヒーターを抱え込むようにして暖をとってすごしていました。
まれに注射翌日も悪寒がくるけど当日ほどひどくはならない。
・足の関節痛。神経痛のような重だるい痛み。ガンマッサージ機のレベルを最強にして股関節あたりにドドドドと押し当てていると少し楽になるくらいの重だるい感じ。これは注射から2〜3日続きました。

ジーラスタ注射も地味に辛い副作用のあるお薬なのですがこれを打たないと2週間では白血球も好血球もだだ下がりしたままで次の治療ができないため毎回必ず打っていました。
注射自体も結構痛いです。軽く覚悟して打ってもらっていましたが看護師さんによって上手に痛みを少なく打ってもらえたりすると「今日はあまり痛くありませんでした!」と小学生のように報告していました。だいたい「よかったですねー」と優しく対応してくれました笑


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