7月7日
7月7日 夏過ぎる晴れ
今日は七夕らしい。
“らしい。”を使うのには訳があって、12時を回って現在7月8日なった今。たった今。今日(厳密には昨日)が七夕だった事に気づいたのだ。
知らない間に彦星と織姫が年に一度だけの再会を果たしていた。天の川は出ていたのだろうか。最近、上を見ながら歩いていたかしらと疑問に思う。現に毎回日記ではその日の天気を記すようにしてるのだが、どういった空模様だったかを全然思い出せない。
心に余裕がないような気がする。
最近新たに知ったのだが、僕は複数のものを同時並行する事がとてもとても苦手っぽい。あれをしなきゃ、でもこれもしなきゃ、あーーでも先にこれをしとかないと!と勝手にあたふたしてしまう。ひとつの事に手一杯になってしまう。
その事に気づいたのは先日全公演満席で幕を下ろしたsem;colon 旗揚げ公演 「サンドイッチ」の稽古中。今回“高嶋祐樹”という役を掴むのにとても苦戦した。毎稽古上手くいかず、家でどうやったら祐樹を掴めるだろうと悩み、気づいたら3時ぐらいになって、慌てて寝る。という日々を繰り返してた。なので舞台の宣伝をする余裕なんか全くなく、観に来てくれる予定の俳優さんから「大丈夫?生きてる?」と心配されるほど余裕はなかった。
そして、その稽古期間中。有難い事にTAIYO MAGIC FILM主宰のホテル一棟を貸し切って役者100人が出演するホテル演劇「嘘っていうのは嘘」という作品に参加させて頂くことが決定した。てことは。宣伝しなきゃなのだ。
とりあえず取り急ぎの宣伝ツイートだけしたもののホテル演劇に関するツイートはその一件しか出来ていない。そんぐらい自分の中で余裕が生まれなかったのです。
サンドイッチが終わった現在もだ。
そんなの役者失格だわ。と落ち込む。
身内の方々にも全然宣伝できてない。しかも今回予約を取るのが少々ややこしいからこそ早めに情報が解禁されたはずなのに、全然説明も出来てない。
これはこれ。それはそれ。と完全に分担して物事をこなせるようになりたい。
社会人として。一大人として備えておかなきゃいけないスキルが無さすぎて嫌になる。
こうやって自分が悪いのに「悲劇でしょ!俺!」と捉えられかねない文を書いてしまっている自分が嫌になる。
文章がまたもや暗くなる。
明るくいって、明るく生きて、明るく逝きたい。
そんな日は来るのだろうか。
また明日が始まっている。
こんな風に落ち込んでいる最中。
彦星と織姫は無事会えたのだろうか。当たり前じゃない愛を育み、またお互いの所に帰ったのだろうか。
てか、何で彦星と織姫離れ離れなのよ。ストーリーが全く思い出せない。そんな七夕である。
ドラマチックのカケラもない“七夕”と名付けられたただの日常である。
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