4月21日

4月21日 晴れ一瞬だけ雨

支度途中、暑くて少しだけ汗をかいてしまったので半袖で家を出ようかと思ったけど、世間体や時期的に半袖を着るのは少しばかり変な感じの視線を浴びるかもしれないと思い、ロンTを着て家を出た。家を出て数歩。やっぱり外はとてつもなく暑くて半袖を着れば良かったと即効で後悔した。家に戻って半袖に着替えたかったけど、戻ったら遅刻確定なので諦めて駅の方に足を進める。やっぱりファッションは世間体なんか時期を気にせず、着たいものを着るべきなんだとセンス皆無の僕でも思った。現に街中や電車の中には半袖を着てる人がちらほら居た。少しばかりカッコいいと思ってしまった。

13時ごろ。お昼のバイト先で一緒になったおばちゃまが穀物的なものを電子秤で測っていたので、「何測っているんですか?」と聞くと、「チアシード」と答えた。するとおばちゃまは続けて「一食当たり30グラムが目安なんだけど、うちこういう秤がなくて昨日うちで体重計に乗って手のひらにチアシード乗っけて30グラム測ろうとしたんだけど、全然チアシード反応しなくて!!だからもうここに持ってきて測るしか無いなーっと思って」。爆笑してしまった。家でチアシードを手のひらに乗っけて(きっと真顔で)30グラム測ろうとしている図を想像しただけでもうカオス過ぎて可笑しすぎる。「買ったらいいじゃないですか!笑100均で売ってますよ!」と言うとおばちゃまは「これにしか使わない気がするもんなー」と言うので「どのくらいの量買ったんですか?」と聞くと「900グラムくらい」。めちゃくちゃ測り使うじゃん。計算上30回は測る。絶対買った方がいい気がするし、30回も使うなら絶対に使い甲斐が生まれるはずなのに。多分“チアシードを測る”のにしか使わない事に勿体無さを感じているのだろう。でもやはり30回近く測るからきっと買った方が絶対に良いに決まっている。が、おばちゃまは「でもこの量を覚えてたらいいね!」とウキウキである。ここに揚げ足とるような事をしたらきっと場がスンとなるのは目に見えているので黙っておく事にした。そんなおばちゃまから電子秤で測って残った20グラムほどのチアシードを貰った。帰りにヨーグルトを買わねばと思った。大事に測ってくれたチアシードなのでちゃんと食べなきゃ。

23時ごろ。もうひとつのバイト先のカウンターで常連のイケてるおじさまと店長と一緒に話していた。するとある会話の流れでそのイケてるおじさまが僕の目をしっかり見て「あなたは心が強い人だから」と言ったのだ。この言葉きっと数年前の僕からしたら全くもってあり得ない言葉でして。数年前までは甘え気質が強いプラスあまりにも相手を気遣う事が出来なさすぎて、ほぼ毎日泣いていてのですわ。バリバリに心が破れる回数なんか数えたらキリがないくらい。そんなお子ちゃまだった僕がまーー色んな事が上手い具合に化学反応を起こし、少しばかり精神面が成長したつもりでいたのですが、ここで調子乗っちゃいけねーから敢えて見ないようにしてたんだけど。その言葉を聞いてなんか救われたと言いますか。過信じゃなくて自信にしていいんだなと思ったのです。

そんなニマニマしながら帰っていたらチアシード用のヨーグルトを買い忘れました。明日にはちゃんと買わなきゃ。書いて2日目だけど日記っていい気がする。記すのできっと忘れることは無いから。あれ?なんだっけ?ってなったらここに戻ってくればいいので。

おばちゃまとイケてるおじさまによってとてつもなくいい日になった今日。

そして明日は暑ければ半袖を着ようと誓い寝る事にしますね。

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