外に出よう
文章を書いている。
好きで書いているから誰に文句を言われる筋合いもない。従って批判もあまり気にしない。
しかし、「君の文章は外に出ないね」と指摘があった。
登場人物が、外に出ない。
登場人物が少なく、心象描写に重きを置いていると、場面転換の必要がないのだ。
従って、部屋の外から出ない。
リビングから書斎への、玄関への移動ぐらいが関の山だ。
もったいないな。
急にそう思った。
私は文章を書くのが好きで、得意だ。
得意なことだけをしていればいいのだが、せっかく好きで得意なのだから、もっと別の方法も上手く書けるようになれば、きっと文章はもっと楽しくなる。
内容も楽しければ、書いている私も楽しくなる。
ならば、外に出てみよう。
リアルの人間は外に出られないこんな世の中だ。
せめて文章の中でだけでも自由に。
好きなところに出かけてみよう。
稚拙でも構わない。
チャレンジしてみることが重要だ。
私自身は部屋にこもったまま、私の文章の中の人物は、今日から様々なところに出かける。
どんなところに向かうかは私の気分次第だ。
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