諳音(そらね)

Mrs. GREEN APPLEへの愛を言葉に。

諳音(そらね)

Mrs. GREEN APPLEへの愛を言葉に。

最近の記事

その歌と、言の葉と。

その歌声に出会い、生き方や考え方や語彙力、 その全てを知っていく過程で、 まず単純に、その年齢に驚いた。 Soranjiで出逢った私は、その後ミセスの曲を 一つ一つ知っていくうちに、死生観や諸行無常、 そんなものを感じる瞬間が数多くあった。 その度に息を呑んだ。 私はさほど貴方と年齢は変わらないけれど、 そんなことを、そんな風に考え、言葉にしたことがあっただろうか。 そう自分に問う度に、曲や歌詞や価値観や生き方に感服する。 何を取っても頭が上がらず、尊敬でしかなく、 好

    • 未到と、不変

      銘銘篇、というタイトル通り、ミセスから一人一人への音楽、そして一人一人からミセスへの想い。 そんな双方向の愛を、特に全身で感じられるライブだった。 その一曲一曲についての備忘録。 開演前。 モニターに映された英文字に、時間と共に 一文字ずつ色がついていく。 高揚感。 開演と同時に立ち上がる客席の熱気は最高潮。 暑さと比例して、むしろそれ以上に熱い。 センターステージから登場する。 会えたね、また会えた。嬉しい。 CHERRS 幕開け。 もう明日、喉や身体がどう

      • “意味しかないけど”

        新曲「コロンブス」の歌詞について。 また一つ生んでくれた曲について。 曲そのものについて。 込められた全て、込められた意味、意図するもの。 全てを知っているのは生みの親であり、これから 私が此処に記すことは、あくまで一個人、 一ファンの考え、感想であること。 そこだけは確実に前置きします。 音楽は一対一である。 いつか貴方が言っていたその言葉を、 私は忘れません。 今、全て知り得ることは難しいかもしれない。 やるせなさや悔しさを消化するかのように、 個人的な想いをここに

        • 親愛なる、

          5月21日、22日 絶対に忘れたくない、忘れられない2日間について、私なりにここに記す。 ※尚、1日目と2日目共通の曲については、 まとめて書かせていただきます。 5月21日 Day1 炎天下の中。グッズを買い、くじを引くために 並ぶその時間ですら、今となっては思い出でしかない。 売り場で爆音で流れるミセスの曲たち。 合間に聴こえるリハの重低音。 数えきれないほどの、ミセスのグッズや服を 身につけた人たち。 それだけで胸がいっぱいになる。 乃木坂ファンの友達との参戦。

        その歌と、言の葉と。

          明日へと庶幾う唄。

          「まるで太陽か、向日葵のように笑う人だな」。 初めて貴方の姿を見た時、そう思いました。 その第一印象そのままに、やっぱり貴方は、 いつ何時もその太陽か向日葵のような笑顔を 客席や左隣に居る2人に向けてくれる人でした。 その場にいるだけで場が和らぐ、思わずつられて 笑顔になってしまうような、唯一無二の魅力。 貴方がMrs. GREEN APPLEで在ってくれて、 本当によかった。 Mrs. GREEN APPLEである貴方を見つけられて、本当によかった。 奏でてくれる、

          明日へと庶幾う唄。

          闇中に堕ちてゆく、脆さ

          「死にたい」 そんな4文字で始まる曲があるだろうか。 あの日あの夜、初めてこの曲を再生した時、 思わず一時停止をしてしまった。 嘘だ。やめてくれ。そんなことを唄わないで、 溢さないで。と。 しかも、「仕方がないでしょう?」と。 もうその気持ちに、心身共に委ねて、もはや 諦めて、そういう今日も仕方ない、そう言う。 「誰かにバレてしまう前に」 「ドス黒い夜に呑まれてしまう前に」 貴方はよく、「寂しい夜」「眠れない夜」 「夜に呑まれてしまうかもしれない」と、 夜にふと呟く

          闇中に堕ちてゆく、脆さ

          白に誘われ、導かれた先。

          待ち侘びた、今日この日。 胸が高鳴り、鼓動が早くなる。 深呼吸。 足を踏み入れた先は、別世界。 一言では形容し難い空間。 時の流れが違うように感じる。 幕開けのブザー。 さあ、誘われるままに、誘われよう。 #マスカレイド 仮面を被った人たち。その下は笑顔か、 はたまた別の感情か。 目を凝らすと、そこには2人がいた。 それぞれの楽器を持った2人が見えた。 久しぶり、また会えたね。 ドアを開けて、貴方が入ってきた。 ああ、会えた。会えたね。また。 全身に白を纏い、煌び

          白に誘われ、導かれた先。

          あの日の、ファンファーレ。

          2023年11月22日。 なぜか私が緊張しながら向かった、横浜。 前日の夜、レコード大賞発表の瞬間を共有するためにインスタライブをしてくれたミセス。 私は明日この人たちに会えるのかと、不思議な感覚に陥る。 スマホの画面に向かって、「会いに行くからね」と呟く。 更に遡ってその数日前。 当初行く予定ではなかったPre-Showのチケットが、まだ残っていることに気づく。 会える時間が増えるなら、買うしかない。 急遽決まった、ぴあアリーナ。 ブルーカーペッ

          あの日の、ファンファーレ。

          笑顔であってほしいな

          若井さん、お誕生日おめでとうございます。 貴方に出逢ったのは今年の2月。 Mrs. GREEN APPLEというバンドでギターを弾く人だと知り、その演奏を初めて聴いた時に驚きました。 あまりにもかっこよくて、です。 正真正銘のギターヒーロー。 最高に輝いていて、キラキラしていて、 一瞬で目も耳も、心も奪われた。 ああ、この人は心から、音楽が、ギターが大好きなんだろうな、と感じた。 同時に、日々の演奏や言葉から、「大森元貴の生み出す音楽が心から大好き」も伝わ

          笑顔であってほしいな

          私から貴方へのプレゼント。

          1996年9月14日。 貴方がこの世に生まれてきてくれた日。 その日から今日で27年。 ただただ、心から、ありがとう。 書きたいことがありすぎて、もはや何を書けば いいのか分からなくなっています。 これは何度も話していますが、私が貴方の歌声に "一目惚れ"ならぬ"一聴き惚れ"をした出会いの曲は、「Soranji 」でした。 あの日に感じた「出逢えた」という感覚は、今でも忘れられない。 本当に、出逢えてよかった。 9月14日の誕生花は、アゲラタム。 花言葉は、"幸せを

          私から貴方へのプレゼント。

          なんて素敵な日だ。

          何度でも言う。 私はAtlantis の「僕のこと」から、抜け出せない。 1日目、「ほぼぶっつけ本番。」 2日目、「緊張する。」 大森さんはそう言っていたね。 3人が向かい合って座る、センターステージに 目を凝らす。 息を吸う音、に応える2人の音色。 呼吸、仕草、表情、全てを汲み取り、それが そのまま音楽と成る。鳴る。 ドームに響き渡る美声。 思わず息を忘れる。 ああ、来る。わかっていたのに、 "ああ" で涙が溢れる。 全身が震え、鳥肌が立ち、全身

          なんて素敵な日だ。

          深海へ還ろうよ

          「どちらか当たればいいなぁ」という気持ちで 両日応募したライブが、まさかの2日間当選。 こんな幸せがあっていいのかという気持ちのまま 当日を迎えた。 8/12(土)。 酷暑。暑かったね。 きっとそれすらも思い出。 8/13(日)。 ゲリラ豪雨に襲われ、開演前に何もかもが びしょ濡れ。 これもミセスが巻き起こした運命かな、と 考えたら、笑って許せる不思議。 開場。足取りが早くなる。 BGMが聴こえ、全容が見えてくる。 ああ、広い、大きい。 貴方たちは今から、こん

          深海へ還ろうよ

          方舟に乗り、揺られた日

          2023年8月4日、18時30分。 スタンプが押された電子チケット(スマホ)を 握りしめて会場に入り、案内に従って歩いて いく。 入口。大きく深呼吸をした。 Cブロック。決して近くはないけれど、 胸が高鳴る。 聞こえてくるのは夢の国を思わせるような アナウンスと、人の声、鳥の囀り、食器が 触れ合う音。 Twitterを開いてみる。落ち着かない。 行ってきますと宣言して、早めにスマホに 別れを告げる。 モヤがかかり、まるで霧に覆われたような メインステージの全容は見えな

          方舟に乗り、揺られた日