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第二部: 片仮名英語を止め、英語の勉強を止める理由(全くの私見)

何故、片仮名英語は止める必要があるのか。何故、英語の勉強は止めても良いのか。崖っぷちの人(第一部の条件Bの人)の為の理由。

まず、英会話は勉強ではない。それは、脳に流れ込んでくる英語音の信号を処理して、対応する信号情報を発信するために、呼吸の横隔膜、声帯、舌、頬等の筋肉を動かす運動である。これは状況に応じて、的確に筋肉を動かす競技系の運動と同じである。英会話の練習はスポーツの一種と言える。比喩として日本語をバスケットボールに例えるなら、英語はバレーボールだ。同じスポーツでも、言語に相当するボールは全く違うし、攻守の速度も規則も全く違う。

英語を喋るときの速度だが、英語の音声ニュース等を聞くとよく分る。十個位の単語からなる文を2〜3秒で喋ってしまう。流暢に話す人の場合、一つの単語にかける時間は、0.2〜0.3秒ほどだ。考えている暇はない。この速度では普通は英語は英語のまま理解するしかない。

しかし、週に1〜2度の英会話教室やTVやネット講座番組で、一つ一つの文について文法的なことを色々勉強したり、発音の為に舌の位置とか、動かし方とか、色々解説を聞いても、実際の商用会話の中では、考えて使う暇はない。また、日常では日本語にどっぷり浸かる生活である。英語を英語のまま考えるなど夢のまた夢である。

勿論、英語を勉強すること自体、悪いことではない。しかし、このような勉強が役立つ人は、既にある程度英会話ができる人だ。ここで対象にしている、崖っぷちの人(第一部の条件Bの人)には絶対無理である。しかも人は忘れる動物だ。散発的に勉強した事は忘れる。なので、英語教室に通ったり、有料ネット会話教室等での英語の勉強は時間と金の無駄なので止める。

ところで、米国や英国にも英語の下手くそな人は沢山いる。印度人の Do yoou underararastadoh? の巻舌英語が通じるのは不思議だ。その中でふと気づいたのは、印度系、中東、アフリカ系の人々の英語は下手くそでも、英語母語人達に良く理解される事だ。日本、タイ、ベトナム等のアジア系の下手くそな英語より良く理解されているように感じる。顔の面が厚く、臆すること無く喋り捲くるせいもあるが、発音の壺を抑えているのだと思う。

その壷とは、声帯が振るえない子音である。これは日本語では強調されない音だ。例えば、さしすせそ、は純粋な子音では無い。子音に大きな母音、あいうえお、がくっついている音だ。seaとshellは全く違う発音s*で始まるのに、日本人は片仮名英語でディズニィー・シーとかシェルと、シを当てている。特に酷いのがth(歯と歯の間に舌がでる)、thinkは絶対にシンクではない。発音vやfも同じである。

英語母語人にとって子音の違いはちょっとの差ではない。日本人に取って、大、太、犬、は意味が全く異なる漢字で間違える人はいない。点の有無や位置で意味が変わるこれらの漢字は、漢字を習い始めた外国人には、意味の違いを即座に直接感じるのは難しい。

重要な子音だが発音は、中学校で学んだ程度で十分なので、誰でも知っている。しかし使えない。何故なら一日中、日本語にどっぷり浸かっているからだ。また、日常の日本語会話で、片仮名英語のリスキリング、テーマ、トレンド 、ボランティア、レクリエーション等を流暢に英語発音したら、ドン引きされるだろう。従って、周りに合わせて片仮名英語発音をしてしまう。英語の子音が身に付く訳がない。だから、片仮名英語は使わない。サンキュウー(お前を沈めた)と言わない、Thank you か「ありがとう」と言う。

英会話それ自体についても、子音発音と同様な事が言える。何人もの人と一緒に、教室で英語の授業を週に1〜2回受けて、英会話の上達を夢見るのは、泳ぎ方の本を読んだり、筋トレばかりやってプールには行かずに、上手く泳げるようになる事を夢見るのと同じだ。中高6年も英語勉強したと言っても、会話は全く鍛えていないのだ。だから喋れる訳がない。英会話は勉強するものではなく、プールでパチャパチャやって泳ぎを覚えるように、実践して鍛錬して覚えるものだ。

崖っぷちの人(第一部の条件Bの人)も、英語の知識は中学水準以上で既に持っている。なので英語の勉強は止める。簡単な子音発音も、片仮名英語にどっぷりでは身につかない。なのでこれも止める。英会話の機会があっても、喋れなければ参加できないし、日々の生活は日本語どっぷりだし、頭が大人になってしまって、英語で考えるなど夢のまた夢である。ではどうやって英会話鍛錬をするのか。さぁーどうする崖っぷちの人(家康か?)。

そこで、コペルニクス的大転回、日本語を使う?? そう、英会話の鍛錬に、日本語を駆使するのだ。鍛錬なので才能も明晰頭脳もいらない。修行僧のように、ひたすら鍛錬するだけだ。

その実践方法については第三部にて

後書き
第三部も完全に自由無料閲覧だ。何か購入してとか、毎週購読してっとかは絶対に無い。実質0円なんて、胡散臭いこともない。だれでも自由に読める投稿にする。こう書くのも、Noteを始めて日が浅くて、分からんかった事もあるが、続きを読もうとしたり、返信投稿しようとして、「◯◯を購入した方のみ閲覧/投稿できます」と拒否されて、なんだ宣伝かと、ちょっとむかついた事があったので、念の為。

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