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不遜、下劣、下品、私利私欲の悪徳政治家は、馬鹿な有権者が好きだ。


ユン大統領は強引に物事を決める傾向があった。独裁傾向のある人物の癖である。同様に米国のトランプも常に王様気分の人間である。右と言えば皆右を向き、黒い物も白と言えば皆白と見ると思っている。トランプにとって政治はオセロゲームの様に、なんか指示を出すか法律を作れば、盤面がガラリと変わり、トランプが望む白か黒一辺倒に成ると考えている。

前回、トランプの大統領一期目の執政では、そうはならなかった。優秀な官僚と側近を選んだからだ。賢い彼らはトランプの矛盾した政策に反対した。トランプは第一期目の唯一の失敗は人選だったと述べている。

なので、今回の二期目はイエスマンの馬鹿ばっかりを選んだ。副大統領からしてアホである。イーロン・マスクは賢く爪を隠したので側近になった。彼はトランプが彼の事業に害を為さない限り、従順に胡麻りに徹するだろう。

これらかの4年間、トランプが暴走しても側近官僚の誰もが、彼を止められない。上下両院多数派の共和党議員は、トランプの資金を切望しかつ恐れてもいるので、共和党を抜けるか選挙に落ちる覚悟がない限り、トランプに真っ向からは反対できない。

脱石油を止めて、石油を掘って掘って掘りまくれと言うトランプ。気候変動による未曾有の大災害が発生しても知らん顔だろう。関税を上げれば物価が上がり庶民は苦しむ。減税は資産家は大笑いだが、庶民はローンが組みやすくなり借金が増え、インフレを加速させる。

違法移民を取り締まれば、人手不足で人件費が上がりインフレが加速する。違法合法どちらであっても、移民に頼っている企業は困難に直面する。あちこちで解雇が頻発するだろう。

2年後には、トランプは国民からの大ブーイングに囲まれるだろう。具体的な工程は頭に浮かばないが、議会も愛想をかしたとき、ユン大統領の様に戒厳令で打開を図るかもしれない。

ただ確かなことは、来年からの4年間は世界にとって憂鬱で、不幸な4年間になると言う事だ。「馬鹿者の、馬鹿者による、馬鹿者のための政府」が為す結果である。
Government of the fools, by the fools, for the fools.

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