方言 呼び方
名前以外での呼び方
今ではだいぶ廃れてきたが、ある程度以上の年齢になると子供がいなくても他所の人を『父さん母さん』呼びになっていく。
そしてそれは、孫やひ孫がいるくらいの老人になっても変わらない。
おそらく田舎ならではの固定観念と変化に弱くなる老化現象によるものだろう。
ならばもっと若い年代はと言うと、「あに(ぃ)」「あね(っ)こ」、もっと小さくなると「わらし」と呼ばれる。
これらの呼び方の前にはたいてい「〇〇の家の」と付く。〇〇は地名(町内名など)が入るので、その土地に長く暮らしているとそれらの呼び方が一番伝わりやすいのだろう。
ちなみに実家の斜め前の家は〇〇が『東の家』なので、そこの父さんは昔から『東の家(ほぼ『え』と発音)の父さん』と呼んでいる。おかげで名前呼びを耳にしてもピンとこない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?