五感を刺激するフェルトソープ作り

みらいゲートでは、子どもたちに様々な経験を提供できるよう、スタッフ達が自分の「強み」や「持ち味」、「特技」を活かしてプログラムを持ち寄っています。

先週は手芸のエキスパートのスタッフによる「フェルトソープ作り」を行いました。

こちらがその「フェルトソープ」

石けんに羊毛フェルトを巻き付けると、こんなにかわいい自分だけの石けんができます♪

子ども達の作成する様子を見ながらふと、「この活動はいろんな感覚に働きかけているな」と、その奥深さに気付いたので、今日はそれを記しておきたいと思います。

まずは石けん選びから。

「何色にする？」「パッケージがカラフルでも中身はどれも同じってこと、あるあるだよね」

「あ、香りは結構違うかも！」「これは甘い感じ？」「こっちはもっとお花っぽい」

いろいろな石けんから、自分の好きな色や香りを見つけていきます。

偶然、用意した石けんが四季の花や果物にちなんだものだったことから、誕生日や誕生花の話も盛り上がりつつ…

次は石けんに羊毛フェルトを巻き付けます。

束になっている羊毛フェルトを、適量とって・・・

いい感じに巻いていきます。

自分なりにイメージをもって、色や模様を工夫していきます。

ふわふわの羊毛フェルトは、触っているだけで心が癒されます。

巻き終わったら、これから石けんたちはなんと！

お風呂に入ります（笑）

どういうことかというと・・・
フェルトを石けんに接着させるために、約４０℃のそれはそれはいい湯加減のお湯の中に入れてあげるのです。

優しく「かけ湯」から始めて・・・

ビニールで擦る！
「身体を洗ってあげてるみたい（笑）」

くっついてきた！

余分な泡をすすいだら・・・

お風呂を満喫してすっかり「ととのった」フェルトソープの皆さん

数日乾かしたら、お持ち帰り用にラッピング！

オリジナルフェルトソープ　～残った羊毛で作ったアイスを添えて～

石けんの色や香り、季節感。
羊毛フェルトの優しい手触り。
お湯の温かさ。
ビニールで擦る時の、不思議な感触・・・。

かわいい「ものづくり」であることと同時に、子どもの様々な感覚に訴えかける、ステキな活動でした。

何事も、体験に勝るものはありません。
体験の中で、たくさん学び、たくさん感じる経験を重ねていってほしい。
そしてそれが、子どもの健やかな育ちにつながってほしい。
そんな思いで、これからも様々な活動を企画していきたいと思っています。

ところで、
「使っているうちにフェルトが剥がれてしまうのでは？」という疑問が・・・

心配ご無用！

スタッフが自宅で愛用中のもの。
見本として持ってきてくれました。

ちゃんとピッタリくっついたまま石けんが小さくなっていくとのこと！
不思議～！！