Just Like Honey(端書き)
子供の頃、ボトルメールやタイムカプセルに憧れてた。
自分が流したメッセージを、見知らぬ土地に住む誰かが見つけてくれて、返事は来なくても読んでくれたらと想像するとワクワクしたもんだ。
タイムカプセルは、小学生の頃に友達と埋めたけど結局掘り出してなくて、ボトルメールは憧れだけで終わっちゃった。
大人になった今、途切れ途切れの片思いの相手に宛てたメッセージを詰めたボトルを、ネットの海に流そうと思う。
記憶の断片の寄せ集めみたいな拙い文章だけど、あまりにも思い出深い時間だったから、いつかこのことをまとめてみたいと、ずっと温めてたんだ。
出会った日の冬のライブハウスや、時々遊びに行ってたバー。
仕事帰りに見に行った夜桜、初夏の大きな公園で食べたセブンティーンアイス。
真夏の海でSuchmosを聴いて、サマソニで一緒にみたweezer。他にも色々。
あの日、あの時、同じ場所にいたかもしれない人が、喫茶店や深夜のバーで、友達の話をきいてるつもりで読んでくれてたら、それ以上に嬉しいことはないよ。