Just Like Honey⑥
翌朝、特に気まずさはなかったけど、気を使ってるのか後悔なのか罪悪感なのか、妙に優しくしてくれた。
シマ君は仕事だったから一緒に家を出た。
すぐ近くの駅に着くまでに、寒いからっていって手を繋いでシマ君のコートのポケットに入れてくれたりして。はーあ、青春。
駅で別れてから、シマ君の気持ちはわかんないけど、好きになるなーって考えながら、通勤ラッシュの電車にむぎゅっと乗りこんだ。
何だか浮ついた気持ちでそのまま家に帰ってすぐ寝るのも勿体無いから、喫茶店でしこたま煙草を吸ってモーニン