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Just Like Honey②

職業柄ずれた時期にとる冬期休暇中だった2月。
晴れてたと思う。
The Jesus And Mary Chainのライブ前に、ハナとドキュメンタリー映画「ヤクザと憲法」を観に行った。

その日のジザメリのライブは本来なら前年の冬に予定されてたけど、メンバーの体調不良だったかの理由で延期になってたんだ。

私とハナはそれを全く知らずに、当日会場まで行ってやっと知ることになり、うそー!!なんて言ってたな。
同じ日にちょうどRideも公演があってハナの彼氏のタニ君がそっちいるからって、ハナはRideへ行ってしまった。
私も誘ってくれたけど、なぜか意地になってしまっていかなくて、それで2週間ほどハナとは連絡しなかったってことがあった。
なんか青いね〜。

とにかく、やっとジザメリみれるね、よく会うあいつは来てるかな、来てないかな、来てたら面白いのにね、なんて話しながらライブハウスへ向かった。
現地でタニ君も合流し、Just Like Honeyでテンションぶち上がって、脳裏にビル・マーレイとピンクのウィッグをかぶったスカーレット・ヨハンソンが浮かんでたらあっという間にライブは終わってた。

さーて飲みに行くかーって話しながらロッカーでごそごそしていると、後ろから肩をトントンされて振り返ったら、音楽友達のシマ君だった。

シマ君は連絡もめったにしないのに、どこかしらのライブやクラブで忘れた頃にばったり会える、不思議な繋がりのある、、、恋愛対象ではないけど面白いやつ、そんな仲だった。

ハナとシマ君は直接面識があったわけでは無く、クラブなんかで会ううちに私を介して仲良くなった感じ。
で、少し前からシマ君は、ハナに彼氏がいるって知らずに熱を上げてたみたいで、明らかにハナ目当てで飲みに行こって言ってきた時は、少しかわいそうな気がした。

でも、ハナもシマ君のことは「おもしれーやつ」って思ってたみたいだから、普通にタニ君を紹介してたな。

その時シマ君も、俺も友達一緒だよ、外にいると思う、とのことで、じゃあもうみんなで行こっかとライブハウスを出た。

そこにいたのがケイトだった。


まさかこの時、良くも悪くもこんなことになるなんて誰が思うかっての。
無害そうでお人好しそうなタレ目に、かなり油断しきってたっての。
当時のことを思い出してたら、ずいぶん遠くへ来たもんだ、って気持ちになってくる。
懐かしいな。
誰か版権買ってくれないかな、、、なんつって。

まだまだ続く。

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