見出し画像

シャボン玉活動記録~買い物編~


ここ数日、心も体も調子が悪く、
ため息ばかりついている。

朝起きてから、はぁ。
仕事で怒られて、はぁ。
寝る前に怒られたこと思い出して、はぁ。

幸せを鬼のように逃がしている。
ため息なんてついてもしょうがないし、
気づいたら吐き出している自分にも
嫌気が差して、またため息。


はぁ


はぁ~~


はぁ~~~~あ~~あ~~



いや、ため息つくなら
吐いた息でシャボン玉作りたくない?


どうせ幸せを逃しているなら、
せめて目に見える形で飛んでいく様を見たい。
しかもシャボン玉なんて割れて消える感じが
なんとも儚くて、それっぽいではないか。

そう考えていたら
急にシャボン玉が作りたくなって
堪らなくなってきた。
最後にシャボン玉で遊んだのは
とうの昔すぎて思い出せないけれど、
今やらなくてはダメな気がする。

ということで、天啓なのか
疲労からの現実逃避かはさておき、
32歳、シャボン玉で遊ぶことにした。


まずはシャボン玉を買いに行こう。
とりあえず家の近くのコンビニへ向かった。
シャボン玉くらいコンビニにあるだろう(過信)





ない!!!!


どういうことだ。
シャボン玉って、子どもの遊びたいものランキング
上位にランクインするものじゃないのか……。

気を取り直してスーパーへ来た。
さすがにあった。
けれど、アンパンマンがいる。
アンパンマンとバイキンマンが
仲良く手を広げているイラストが
シャボン玉を吹く棒のところに
施されている。

シンプルに液体と緑色の棒の
セットを求めていたが、まあいいだろう。
わたしは今、シャボン玉を作ることを
最優先に動いている。


値段を見た。
398円。


高い!!!!


アンパンマンのデザイン費が上乗せされている。
せいぜい150円位だろうと思っていたのに。

398円も出せない。
いや出してもいいんだけど、
これを買ってほんとうにシャボン玉を楽しめるか疑問だ。
どうせなら自分の求めてるものを買いたい。

そして向かった隣町の100円ショップ。

さっきまでとは比べ物にならない
色々なシャボン玉がならんでいた。

わたしが子どもの頃は、
アヒルの口から自動でシャボン玉が
出てくるやつなんてなかった。

60cm程の長い容器に入った
でかいシャボン玉が作れるやつもなかった。
これ振り回すとたくさんシャボン玉が出来るのか。最高じゃないか。
あれもこれもとカゴに入れて我に返る。

ヤクルトみたいな形の容器、色はピンクで蓋は黄色。
吹く棒のやつは緑色でなんとも素朴な佇まい。


私が求めてるのはこれだ。
棚のいっちばん下の方にひっそりと置いてあった。
110円。わたしはそれを購入した。


さて、買ったはいいが、どこで作ろうか。



深い冬

いいなと思ったら応援しよう!