【好きだから上手くなる。上手くなるから好きになる。】
何かを始める時のきっかけはいろいろありますが、それを続けていくかどうかは、好きか嫌いか、楽しいか楽しくないかが大きく影響します。
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好きだから上手くなる。
上手くなるから好きになる。
嫌いになるから下手になる。
下手になるから嫌いになる。
好きでい続けられたり、楽しくやり続けられると絶対に上手くなる。
ボールを触ることが努力じゃなくなる。
思ったところにボールが蹴れて、思ったように人を抜けたら絶対に楽しい。楽しいから好きになる。
好き、楽しいという気持ちがなくなると、やっぱり上手くならない。
上手くならないと下手になり、下手になると嫌いになる。
子どもたちはシンプルに楽しむことと、サッカーを好きでい続けるために、いろいろな目標を掲げたり夢を持ってやってほしい。
親御さんには子どもがサッカーを好きでい続けられる環境をずっと作ってあげ続けてほしい。
嫌いにならないようにしてほしい。
プレッシャーをかけたりとかしないように。
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那須大亮さんのYouTubeチャンネルで、ガンバ大阪所属の宇佐美選手が話していたことです。
トップレベルの選手たちは、例外なくみんな言います。
子どもたちには、サッカーを楽しんでほしい、サッカーを好きでいてほしいと。
頑張れとか、努力だとか、そういうアドバイスはしません。
彼らは知っています。
「好き」が「強さ」の根っこにあるということを。
仕事としてのサッカー、思うようにいかないことの多いプロの世界。
活躍すれば讃えられるが、不調になった途端に叩かれる。
毎週末の試合のメンバー発表のたびに打ちのめされる現実。
メンタルが強くないとやっていけない世界。
メンタルの強さとは、耐える強さ、乗り越える強さ…というよりももっとその奥の「好き、楽しい」の強さを指す。
メンタルの強さは、言い換えるなら好きの強さ。
どれだけ好きかが、耐える強さ、乗り越える強さの源になる。
プロの世界で打ちひしがれる中でもサッカーを続ける支えとなる根っこには「楽しいから頑張れる、好きだから努力できる」という気持ちがあればこそ。
親として、コーチとして、子どもの好きを嫌いにしてはいけない。
子どもの楽しいを苦しいにしてはいけない。
大人のアプローチ一つで、未来が開かれていくか、閉ざされていくか。
好きを、もっと好きに。
楽しいを、もっと楽しいに。。
代表 森 一哉