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【上手いかどうかよりも、「好き」を大切に。】
2025年になってからも引き続き、スクールを通して子どもたちの指導にあたっています。
改めて、やはり「サッカーが好き」という気持ちを育んでいくことが、何よりもいちばん大事だなと思いました。
育む邪魔を絶対にしてはならないなと、子どもたちの笑顔、真剣な表情、純粋な目に触れることで、また改めて強く感じました。
この、サッカーが好きという気持ちが、サッカーを続けていく上でのいちばんの根っこだし、この気持ちがあるからこそ上手くなりたいと思うし、この気持ちがあるからこそ、負けたくないという気持ちが芽生えるし。
つまり、上手くなるためにはサッカーが好きという気持ちが必要だし、強くなるためにもサッカーが好きという気持ちが絶対に必要だと思います。
だから、サッカーが嫌いとか、サッカーが楽しくないと思っている時は、上手くなっていないと思いますし、強くなっていくことも難しいと思います。
技術、戦術、体力、メンタル。
これらをどれだけ正しく指導をしたとしても、どれだけ素晴らしい指導をしたとしても、受け取る側の子ども自身の心がサッカーから離れてしまっていては、効果は薄く、身につくことはありません。
子どもも一人の人間。
他人は変えられない。
だから、サッカーを好きになれと言って好きにさせることはできないし、楽しいと思ってやりなさいと言って楽しくなるものでもありません。
人生においてサッカーは全てではないし、プロになることが全てでもない。
いろんな形があっていい。
それは、サッカーに限らず、何事においても同じ。
たまたまそれがサッカーなだけであって、ご両親の影響で知ったり、テレビで知ったり、友だちで知ったりと、サッカーとの出会いはどうであれ、とにかくサッカーをやってみたいと思って始め、好きだと思って続けているという現実は同じなわけで、だからこそ、嫌いになってしまうような、周りの影響でサッカー離れを起こすようなことがあってはならないと思います。
指導に正解はないと思います。
それは、子どもたちに十人十色の個性があるように、合う合わないもあるからです。
だからこそ、一人一人にしっかりと目を向ける必要があるということです。
各々の指導哲学の中で、一人一人にしっかりと目を向ける。
伸ばすアプローチと、邪魔をしないアプローチ。
一人一人の個性を見極めることが大切です。
当アカデミーでは、技術に特化し、できるようになった、上手くなった、と実感してもらい、サッカーが好きな気持ち、楽しむ気持ちを大切に、一人一人にアプローチしています。
そして、子どもの笑顔が、ご家族みんなの笑顔になるように。
代表 森 一哉