朝6時に目が覚めて　午後6時に帰るだけ
今日も君に会えぬまま回る回る時計の針

部屋の隅にうずくまり　会いたいと名を呼ぶだけ
短いこの小指から解けてしまう赤い糸

こんなに時が経ってしまってもまだ
僕が君を忘れられないように

君も彼のことをちゃんと思ってるんだね
そんな当然のことを今更知って泣くんだよ

どんな夢を語ったって　君がいること前提で
君を忘れたらもう僕は夢も何も失くす気がして

いつか君と彼の夢が叶ったら
どうぞ末永く幸せに暮らしてね

とは言えないよ、もう僕は良い人にはなれないよ
彼の名前を聞くと口角が上がらないよ
爽やかなその笑みに裁ちバサミを突き刺して
結ばれたその糸を切りたいけど無理だから

彼の浮気がバレて　就職にも失敗して
親に不幸があって　もう行く当てもなくて
僕のとこにやってきた　君にこう伝えるんだ
数年間温めた「あなたのことが好きでした」
#ボカロ #ボーカロイド