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遥か彼方
あの日 僕はただ歩き出した 踵と視界を 土に擦りつけて そして いつか会えるその日まで あなたと世界を歌う 心は 遥か彼方 大丈夫、もういいよ 僕はいつかの君に言ったけど 叫ぶ君の声が 今も僕の胸に響いているの 怖くて、前が見れなくて 瞼塞いでしまうから いつの間にか距離が離れてく そんな日常がもう苦しくて だから 僕は今走り出した 体も頭も全部投げ捨てて そして 僕が今紡ぎ出した 言葉と音波で 今日の曇りは晴れるのかな 嘆くのも蹲るのも あの日 もうやめると誓った だけどまだ胸を締めつける 痛みがつらくて 何もかもを失った わけでもないのに感覚は 何もかもが無くなって 消えたようで 自分次第と解ったって どうしようもないほどに 立ち止まってしまってるから あの日 僕がただ歩き出した 踵と視界を一度思い出して そして 僕はまた紡ぎ出した 言葉じゃ伝わらないようなこの気持ちで あなたと世界を歌え この声 遥か彼方
てるてるクソ坊主
あめあめふれふれ 流れるままに このまま続けば 明日はナシさ ただ一つだけ 気に入らないのは 誰かが下げてる てるてる坊主 あめあめふれふれ 思うがままに このまま止まずに 街を濡らして ただ一つだけ 気持ち悪いのは 片目が剥げてる てるてる坊主 どれだけテレビを 睨んでみても 地球の予定じゃ 明日は雨さ どれほど天気を 願っていても そんな紙くずじゃ 晴れはしねーよ あめあめふれふれ 勢い増して 警報鳴らせよ 街の気象庁 それでもどうにも 気に障るのは あの子が下げてる てるてる坊主 ちり紙丸めて 首を締め上げて 雨曝しにして 雲が逃げるの? 川に飛び込んで その身を捧げて それぐらいしないと 雨は続くよ 君の気持ちなど 空から見れば どうでもいいのさ 小さすぎるよ どれだけ予報を 怨んでみても 泣いても吐いても 明日は雨さ どこかの誰かが 雑につくった そんなマジナイは 効きはしねーよ 人の気持ちなど 気にも留めずに 雨は続くのさ ずっと止まない 君の気持ちなど 僕から見れば ただのワガママさ 大人になれよ これだけ降っても きっといつかは 祈って願ってた 天気になるさ 明後日かいつかは 知らないけど 泣いてないで 本でも読んでろよ