あの ひとことに 想いを込めて。
こんばんは。mac"oです。
ただ今99歳の元気な*おはなさん*と暮らしている、ニートな孫です。
冬に戻ったここ数日は、冬ものを収納したことを後悔しながら、*おはなさん*もわたしも、薄手の服を重ね着をして、何とか乗り切っています。
今日は、わたしのおはなしを、ちょっとだけ。。
親と離れて暮らしている わたしは、大人になってから、父とよく電話をしていました。
普段は、真面目で静かな人で通っているけれど、家族の前では、お茶目で、とてもおしゃべりなのです。
いつも近況から始まって、自分の体調のこと、町のうわさ話やテレビで見たニュースなど、話題は尽きませんでした。
だから、ついつい長電話になってしまって、充電が切れてしまう…なんてことも、何度もあります。
話しているのは、ほとんど父のほうで、わたしは笑いながら、ただ聞いているのが楽しくて、あっという間に時間は過ぎていきました。
思う存分に話しているうちに、父はだんだん眠くなってきて、会話がちぐはぐになってきた頃に、眠いんでしょ!?って わたしから言われると、夜更けの電話は、やっと終わりになるのです。
そうして、じゃあおやすみって言う前の、
最後の言葉は、いつも同じでした。
「*おはなさん*を、大事にしろよ。」
ハイハイって、ふたつ返事で聞き流していたけれど、
今になって、そのひと言を、深く考えさせられます。
そのままの意味だった、のかも。
本当は別の気持ちだった、のかも。
幾度も思い返しては、その答えを探してみるけれど、
きっと見つかることはないのだと、分かっているんです。
わたしが、大事にしてあげなくちゃいけないのは、
父だったのかもしれません。
もしかしたら、優しくして欲しかったのは、
父のほうだったのかもしれません。
ただ言えるのは、その時のわたしは、
わたしのことしか、見えていなかった、のです。
そして、あの ひとことに、何かが 込められていたとしたら、
父の、いろんな気持ちを、大きなやさしさで包んだ、
わたしへの想い、だったのだと、思うのです。
#やさしさを感じた言葉