99歳、 今年の梅しごと 。
こんばんは。mac"oです。
6月に入ると、夏を感じさせる旬のものが、ちらほらと店先に並んでいます。
今年は作らないよ! ってきっぱりと言っていた*おはなさん*だったのに、バケツいっぱいの梅を見たら、じっとしていられなくなったみたいで、拾った次の日からは、我が家でもさっそく梅仕事が始まりました。
洗ったり消毒したりが大変そうだったので、これまで*おはなさん*の梅仕事には手を出してこなかったのですが、今年はせっかく苦労して収穫をしたので、わたしもやってみたくなりました。
ノートにメモしている*おはなさん*のレシピがあったけれど、大きなポリバケツに漬け物袋を使って作るので、想像しただけでも大掛かりになりそうです。
検索した梅干し作りの動画を、二人でいくつも見ながら、簡単に出来る方法を探してみました。
*おはなさん*は流れてくる映像の中に、昔ながらの漬け方が出てくると、同じやり方だ!って嬉しそうでした。
今までの方法で作りたいんだろうな…って思ったのですが、管理が楽そうな保存袋で作る方法で、今年はやってみることにしました。
まずは、塩や砂糖、はちみつにホワイトリカーの材料を揃えたら、*おはなさん*に量ってもらって、準備をしておきました。
それから、形が良くて傷のない梅を選んで、ヘタを取りながら、洗います。
我が家の梅は、丁寧に水で洗っても黒い色が取れなかったので、こびりついた汚れはキッチンペーパーでしっかり拭き取りました。
拭いた梅はペーパーの上に並べて、しばらく表面を乾かしてから、消毒用のホワイトリカーに転がしました。
次に、分量の塩を入れたボウルで、表面にお塩をまとわせてから、そのままジップロックに入れました。
”漬ける瓶の消毒が要らない”ってだけで、ものすごくハードルが下がります。(お客様センターに問い合わせたら、塩も酒も大丈夫って回答でした。)
残った塩も入れたら、空気を抜いて、出来上がりです!
お店で売られているものは、粒も大きくて綺麗だけど、我が家の梅は大きさもバラバラで、汚れやシミがあるから、洗うのがとても大変でした。
それでも、梅を乾かした後は、材料に転がして入れるだけで、あっという間にできちゃいます。
しかも、1㎏ずつに分けられるから、材料や分量を少しずつ変えてみて、二人で実験しているみたいでした。
これから毎日の変化を見ながら、梅雨が明けるのを待つのが楽しみになった我が家なのでした。
”ご近所さんからもらった種子を、庭に埋めて大きくなった”っていう、我が家の梅の木は、50年以上経った今年も、ちゃんと楽しませてくれました。
その小さな一粒のおかげで、*おはなさん*とあれこれ言い合いながら、梅干しを作る日が来るなんて、何だか不思議な感じです。
初めは自分流にこだわっていた*おはなさん*でしたが、令和式で作っても、自分で漬けられたっていう自信になって、満足そうに見えました。
そんな様子を見ながら、90代最後の梅仕事だったから、*おはなさん*流のやり方で作らせてあげればよかったな…なんて、本当は後悔している わたしなのでした。
~ナンダカンダで、毎日がドタバタ中~ そんな*おはなさん*と孫を、応援していただけたら、嬉しいです!