小学1年生から不登校だった息子の「今」
小学1年生から不登校だった息子は、現在17歳になっています。
過去の私のnoteを見ていただければ分かるように、不登校になった当初は親子で疲弊していました。
現在はどうなっているのか?
世間では
「不登校は長引くと、引きこもりになってしまう」
って言われがちですよね。
本当に噂通りになっているのか、皆さんにお伝えしようと思います。
全く勉強をしていなかったのに、通信制高校に通っているのです
現在の息子は、なんと通信制高校に通っています。
しかも「〇〇部」とやらにも所属。
学校へ行く姿をほとんど見ていないので、夢のような息子の姿です。
中学生のころ、私は「息子が中学生だったら、どんな部に入っていただろう」と儚げに思っていました。
不登校を受け入れたとはいえ、元気に活動する姿は見たい気持ちがありました。
「学校へ行っていたならなぁ…」
そんな風に寂しく思っていたこともあります。
ですが、あの状態で中学に通っていたとしても、今のような元気な姿で通うことはなかったでしょう。
だからやっぱり、これで良かったのです。
勉強に干渉しない、口を出さなかったことがどうなったのか
小学1年生から学習指導要領とはかけ離れた生活を送り、親の私は「勉強しなさい」「勉強した方がいいよ」とは言わず、とにかく2人で遊ぶことを主体に経験値を上げていきました。
世間から見れば「普通は勉強している年齢でしょ」「勉強くらいはしておかないと」と、思われていたかもしれません。
ですが私の考えとしては、心が元気であればいつでもスタートが切れると思っていました。
息子の心が落ち込んでしまったときも、息子自身が復活する術を見つけられるように「いろいろな経験をさせてやりたい」そんな気持ちで過ごしていました。
そしてある日「勉強するからドリル買って」と言い出したのです。
子どもが家に引きこもっていても、それは一時的なこと
暗い暗い表情だった息子は、今は社会と関わることを前向きな気持ちで捉えています。
いやー、10年前の私には、この状態信じられません。
10年前は「どうしよう」の連続でしたから。
息子にとっての社会とは、3つです。
1つは「高校」の中。
1つは「ネット」の中。
もう1つは「不登校の子ども同士が繋がったコミュニティ」の中です。
小学1年生から、世間で言われている「社会」からはみ出た息子は、現在こんな風に成長を遂げているのです。
不安情報が飛び交うのが世間というものです。
人はどうしてもネガティブなことに引っ張られていくものです。
そしてその不安に便乗して、高額なビジネスもあります。
子どもが学校へ行けなくなると、親は藁にもすがる思いで正解を求めます。
「甘やかさず、厳しくすると動き出す」
「今の状態を認めて優しくすることは、子どもが満足して引きこもる」
「親の考えを話して、子どもがイエスと言うまで諭す」
確かに、子どもに脅しや威圧をかけることは、短期的に見れば効果はあります。
しかし長期的に考えるとどうでしょう。
外的な刺激で動いても、いずれは停滞してさらに落ちていくものです。
これは再登校に限ったことではなく、子どもの育ちに関して言えることだと思います。
大人の成長としてもそうですよね。
会社で怒られないようにふるまっても、それは一時しのぎにすぎません。
どのみち、心が健康であれば動き出すものです。
子どもの心の健康をどう保つか
私の場合、学習代や不登校ビジネス(こちらがお客)にかけるお金を、旅行や食事に充てていました。
無理に連れて行くのではなく、子どもが行きたがっている場所。
行きたい場所がなければ「行っても良いか」と思える場所。
ホテルのバイキングが楽しい様子だったので、バイキングのある所へ行きました。
「学校へ行っていないので、こういうところに来るのが楽しみなんです」とホテルの方に話したりしていました。
あちらはコミュニケーションのプロなので、おずおずしている息子にも柔らかく話しかけてくれました。
食事は、息子が美味しいと思えるものや、面白いもの。
普段からバイキングに行って「自分で選ぶ」ということをしていました。
人生は選択の連続です。
私たちは日々小さな選択しているのですが、不登校になると選ぶチャンスが激減します。
ですので「自分で選び取る練習」を積み重ねていました。
ほんの少しの意欲を引き出す。
とても大事なことです。
高学年になると母親と外出すること自体が恥ずかしくなっていたので、別の方法で楽しんでいました。
今でも続く方法です。
こちらはまた今度。
ご安心ください
ということで、何年不登校であっても、必ずそれが引きこもることには繋がりません。
それに今引きこもっていたとしても、それがずっと続くとは限りませんよね。
親ができることは「美味しい食事を用意すること」と「寝具を整えること」ではないでしょうか。
衣食住の「衣」は、子どもがそのうちに「これがいい」と目覚めます。
あとできることといえば、子どもの話をフンフン聞くこと。
聞いていればいいだけなので、特にお金もかかりません。
こんな感じで、毎日を過ごしていた私たち親子。
結局は母親の私のリフレッシュにも繋がっていました。
親も元気で居たいですよね。
息子よ、母は今日も夕飯の買い物に行ってくるぞ!
待っておれ~~~~~~!!!!!!
最後までお読み下さってありがとうございました♪
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