主夫の日記 2000年9月17日
早いもので、うちの夫婦も、この10月で結婚して10年目を迎えようとしている。
口の悪い友人には、よくもったなあとか、絶対なにかの間違いだ(^^;とかいわれるが本当にあっという間の10年であった。
当時、学生の身分であった自分も、もはや2児の父。
普通の男性諸氏よりは、子育ての楽しさや厳しさを体験できたことは、本当に良い経験だったと思うし、その中で子供とともに成長できた自分と、子供の気持ちに触れている中で、変に大人にならずにすんだ自分を保っていられることは、不思議な感じがする。
しかし、こうして世間一般から見ればはみ出した人生を、悠々と歩いていられるのも、やはり妻や、親兄弟、そして理解のある友人たちに恵まれているからに他ならず、そうした方々には、本当に感謝をしているのです。
そんな中、特に大事だと思うことが、ありがとうの言葉だと思う。
私が思うに、親であろうが夫婦であろうが、自分以外の人間にしてもらう行為で、当たり前のことなどないと思うのだ。
もちろん、中にはある種の義務感や特殊な利害関係による行為もあるだろう。
しかし、どういう理由であれ、人から受けた善意の一つ一つに、感謝の気持ちを持つことで、それぞれに意味を見いだすことになるのではないだろうか。
特に夫婦間では、年月を重ねるにつれ、当たり前の事柄が増えていくことになる。
「あ、うん」といった精神レベルでの言葉の省略は、ある意味究極の形とも言えるが、それでも、人は「ありがとう」といわれれば気持ち良いし、一生懸命やっていることを、夫婦間ででも認められれば嬉しいし、それによってもっと頑張れるのだと思う。
人のことを思ってする行動は気持ち良いし、それに感謝されればもっと嬉しい。
そして、された側も、そのことに感謝し、いざ自分がする側になった時も気持ち良く人になにかをしてあげられる。これは決して見返りを求めるということではなく、
人と人との交流においての、潤滑剤として「ありがとう」という言葉を、もっと大事にして欲しいということなのだ。「そんなこといちいち言わなくても!」という意見もあるだろう。
しかし、やはり言葉で言えば通じる気持ちなら、もっと気軽に言葉にすれば良いではないか!減るもんでもないし....(^^;
※この記事は、私が以前自分のWEBサイトの掲載していたものをアーカイブとしてこちらに転載しているものですので、あくまで過去の自分の想いですので、現在の自分の考えとは違う場合もあります。
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