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祖父の7回忌をし損ねた?!そんな我が家がお坊さんから聞いた「ご先祖様に守られている」の意味

先日法事があって、久しぶりにお坊さんの話を聞いた。
我が家は信仰心が薄い割に、祖父のお葬式を担当してくれたお坊さんの大ファンで、法事の度になるべく同じお坊さんにお願いしている。

このお坊さんは、法事が一通り終わって立ち去る前に、1−2こ小話をしてくれる。過去の小話は面白かったのに忘れてしまったけれど、今回のはまだ覚えているので書き留めておく。

お坊さんの小話

昔からの風習で、
「不幸のあった家は、1年間お祭りに参加してはならない」
「不幸のあった家は、1年間結婚式を挙げるのはNG」
と言うのがあるらしい。(私は初めて聞いた)

これは、ただただ不幸があったのだから1年くらい喪に服せ、とということではないらしい。

そのお坊さんによると、
不幸があったお家はお葬式や親戚の集まりがあったりして何かと物入りになることが多い。だけれども、村の祭りに参加をすれば寄付を求められることもあれば、結婚式を挙げるとなると出費が増える。なので、喪に服している間はお祭りに参加しちゃいけないよ、など風習があることで、
「肩身を狭い思いをせずに公式に行事を欠席することができて、その家庭の家計を守っている」ということらしい。
なので、直接的にご先祖様が、子孫を護っている!?本当に?!
と思わなくても、こういった風習によって、先祖を敬うことを通して、御先祖様が子孫を守っていると言う考え方もあるのではないか。
という話でした。

意識の薄い我が家

我々は今回の法事でこのお坊さんとお話ししている時に、
「来年祖父の7回忌なんでまた願いします」なんて話していたら
お坊さんが「おや?今年の夏だったのでは….?」なんて言いながら調べてくれて、
法事を実施し損ねいていたことに気づいたような我が家。私に至っては、数年前の祖父の葬儀まで自分の家が唱えるお経が南無阿弥陀仏なのか南妙法蓮華経なのかも知らなかった。

こんな我々を相手にしても、
「頑張って信仰しろ!」とも言わないし、「仏教ってすごいんだぞ」という押し付けや匂わせ(?)もせず、我々が抵抗なく聞けるようなちょうど良い話をしてくれる。

忘れ去られた祖父の7回忌はどうすればいいのかと聞くと、
「祖母の7回忌(4年後?)に一緒にやればいいのでは、タイミングは特に焦る必要もないかと」と答えてくれた。

法然の亡くなった日は1/25だそうで、御忌大会という法要を全国のお寺が行うのだそう。本来1月にやるべきだけど、時期的に参拝者も少ないとのことで4月にやるお寺が多いとか。
なので、ずらすことにそこまで敏感にならなくていいよ、ということなのだそう。

その後もお坊さんと相談し、
祖母の7回忌に祖父の7回忌をさらに忘れてしまいかねない我が家は、
来年しれっと7回忌として祖父の法事をやることになったのでした🌻

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