見出し画像

ロシア・サンクトペテルブルクとエストニア・ナルバのアパート事情

サンクトペテルブルクで生活を始めて驚いたことの1つが、賃貸アパートの契約のシンプルさです。そしてエストニアのナルバもほぼ同様の手続きでした。

まず最初に、ロシアに国籍がある方々は国内用と国外用の2種類のパスポートがあります。国外用パスポートは私たち日本国籍者が持っているパスポートと同様の役割です。国内用のパスポートは、日本でのマイナンバーカードとか戸籍とか住民票とかの役割です。国内用パスポートを開くと、個人情報すべてが記載されています。日本の印鑑登録にあたるサインもその中にあり、正式なものとして使われます。

サンクトペテルブルクやナルバでアパートを借りる一般的な手順としては、まずアプリで借りたい部屋を探して、そこには連絡先が入っているので、連絡を取って内見をして、気に入れば前家賃プラス1か月分の家賃(カレンダー月でひと月とする場合と、契約日から1か月と計算してくれる場合があります。)と、エージェントが入っている場合にはプラスその手数料を支払い(エージェント手数料は本来依頼主持ちと聞いたこともありますが。)、契約書にサインしてパスポートの写真を取られて終了です。ナルバの場合はIT国家エストニアだけあり、電子サインの登録があればそれだけで完了です。そしてその日から住むことができます。エージェントや不動産屋さんを通さずにアパートのオーナーさんと直接契約する場合が多いです。その場合には、借主もオーナーさんのパスポートの写真を取ったり、念のためそのアパートの権利書の写真を撮らせてもらったりもします。パスポートに絶大の信頼を寄せている感じがします。

アパートはたいてい家具付きで、家電や調理器具・お皿やカラトリーなど生活に必要なものは一通りついているところが多いです。リクエストすれば追加してもらえる場合もあります。なので引っ越しも自分の身の回りのものだけなので、とても簡単です。

画像1

ソ連時代に住んでいた家がロシアになって個人の所有物となり、さらに郊外の国の土地を買い入れてダーチャと呼ばれる別荘のような家を自力で建てたりする人も多く、アパートと家の2つ以上を持っているご老人も多くいて、それが子供や孫に受け継がれます。

画像2

サンクトペテルブルクは夏の日中は30度以上になることもありますが、エアコンや扇風機さえない家が多いです。30度あっても日陰に入ればかなりひんやりとして、長時間日陰にいると寒く感じるほどです。夜になれば結構気温も下がり、窓を開けていれば十分だったりもしますが、1年に数日は熱帯夜のような、夜になっても暑くて寝苦しい日があります。網戸のない家も多いので、夜、窓を開けて寝ると蚊や小さな蛾のような虫が部屋に入り込み、夜中に虫の大運動会が始まります。モスキートキラーは欠かせません。私は虫が大嫌いで、夜中に掃除機で戦った日が何度かあります。

そして多くの人が、週末や休暇をダーチャで過ごします。サンクトペテルブルク中心地から100キロ前後だと車で1時間半くらい。それをちょっとそこまでといった感じで気軽に移動しています。かなりの車社会で、車で1時間という距離の感覚が東京とはかなり違う気がします。

ナルバはサンクトペテルブルクから車で2時間半くらいなので、サンクトペテルブルクに住みつつ週末はナルバで過ごしている方もいらっしゃいました。私も平日はアパートで、週末はダーチャで過ごすような生活がしたいです!

今回もちょっと宣伝させていただきます!
mewYuでは送料が無料になるキャンペーンを実施しています。
こちらのリンクよりキャンペーンコードを見つけて…特に下の方を探してみてください!そしてご購入の際にそのキャンペーンコードを入れていただくと送料無料になります。mewYuウエブサイトへのご訪問お待ちしております!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?