ハッピー増量で勝ち取っていくスタイル
フリーランスでの生活を始めてからというもの、ハッピーが倍増した。
多分、こういう働き方が自分の性格にとてもあっているのだと思う。
ある意味開き直って、
来月仕事がゼロでも仕方ない。くらいの気持ちでいる。
一つ一つ、これだけ丁寧に、真摯に、誠実に向き合っているのだから
それで仕事がこなければ、それまでだと割り切っている。
実際に収入ゼロでは非常に困るのだが、幸いそんな状況はまだ来ていない。
こんな働き方をしていると、自分との対話が増える。
例えば、価格交渉をする時に、自分はこれくらい求めてもいいと思っている。本当にそんなに請求していいのかな?身の丈にあってないかな?
いやいや、自分はこれだけの成果があるんだから、妥当だし、もっとそこに自信を持つべきだ。
こんな風に、自分の中で自分の能力や気持ちなんかとしょっちゅう向き合う機会がある。
元々、非常に我が強いタイプではあるが、以前に増して、
自分はこうしたい、こう考えるみたいなのが強くなってきた。
自分で仕事をしている以上、今後のキャリアは自分で決めて、自分で開拓していかなければならない。
自分で材料を集めて、組み立て方を考えて、作り上げていく。
私はすでにレールを敷かれることに物凄い抵抗や拒絶感があるので、
自分で作り上げていくことを非常にcomfortable に感じている。
今の生活で本当にハッピーなのは、「自分」をまっとうできること。
誰かにラベルを貼られることも、自分で自分にラベルを貼ったり、限界を決めたりすることもない。
オフィスで働いていた時に纏っていた重たい鎧も、化粧も、仕事着も、
全部脱ぎ捨てたのが今の自分。それが、自分が好きな自分。
一度、勇気を振り絞って脱ぎ捨ててしまえば、案外平気。
この丸裸感に取り憑かれる人も一定数いるんじゃないかなと思う。
最近、感動した心理学の研究がある。
スタンフォード大学のキャロル教授が研究している「Growth Mindset」だ。
彼女の研究では、人の思考にはGrowth MindsetとFixed Mindsetの2種類があって、要はGrowth Mindsetの方が成長しますよってこと。
なぜなら、Fixed Mindsetの人は自分や他人の能力は生まれつき備わっているもので、育てることはできない。限界は決まっているといった感じの思考をする。
でも、Growth Mindsetの人は能力なんて努力次第でなんとかなるよ。と、どっしり構えている。できなくても、「Not Yet(まだ)」まだできないだけだと考える。
Growth Mindsetにシフトすることで、
まだまだこれから、努力しようと前進する力を持てるようになると同時に、
失敗しても、そこから学び、そしてその学んだプロセス自体を大事にできるから、自分にも優しくいられる。
フリーランスで働くようになってから、この思考を持ちやすくなった。
一人では褒められること、感謝されることは極めて少ない。
だから、自分で自分を褒めるし、感謝してあげる。
できないことを責めない。冷静に、どうしたら次はできるか考える。
自分で仕事を、チャンスを掴み取りにいく仕事スタイル。
でも、狩人みたいないかつい姿勢じゃなくて、
自分にも、他人にもオープンで、フワフワのタオル見たいな触り心地を人間関係で実践したいと思っている。