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前置詞ofの使い方を例文と一緒にほぼ網羅的に書いてみた

 これは大学受験に向けて英語の勉強をしている人向けの記事になります。
 英語が苦手な人が始める最低限必要な用法もありますし、さらにそこから大学入試で問われる使い方も載せています。
 もしここで挙げた中で分からなかった用法があれば、しっかりとその用法を自分で戻って勉強してみて下さい。
 それでは今回はofの使い方です。

 これから沢山のofの用法が出てきますが、まず最初に前置詞は全てに共通するイメージが大切になるので、まずはそこから身につけましょう。

 英語のofの中心となるイメージは「分離」です。

 このイメージを学ぶのにおすすめの動画を載せておきます。
 私の動画ではないので神レベルに分かりやすいかと思います。

 さて、ofのイメージはこの動画で分かりやすく説明してくれているので、ここからはあまり余計なことは話さずに用例を挙げていくだけにしていきます。

 おそらくツラいですが、頑張って下さい。

 私は大学受験の合格を目指す塾の講師という立場なので、ここでは受験まで太刀打ちできるようになって欲しいと考えています。
 イメージを理解しただけではなく、様々なofの使い方を網羅することも必要だと考えてるので、少し苦しいかもしれませんが、やっていきましょう。

 それでは「分離」のofのイメージを念頭におきながら例文を見ていって、じっくりと考えてみて下さい。


基本用法 〜「名詞 + of」〜


「全体の中の部分」の用法

  1. one of his most famous works.「彼の最も有名な作品の一つです」

  2. the handle of the suitcase.「スーツケースの取っ手」

  3. the door of the car.「車のドア」

  4. three of my classmates「クラスメートのうちの3人」

※「one(一つ)」は「his most famous works(彼の最も有名な作品)」の一部であると考える
※同様に「the handle(取っ手)」は「the suitcase(スーツケース)」の一部であると考える


「所属」の用法

  1. one of the editors.「編集者の一人です」

  2. a member of the soccer team「サッカーチームのいちメンバー」

※「one(一人)」は「the editors of the school newspaper(学校新聞の編集者)」に所属している(一部と考えてもよい)
※「a member(いちメンバー)」は「the soccer team(サッカーチーム)」に所属している(一部と考えてもよい)


「材料・構成要素」の用法

  1. a dress of silk「シルクのドレス」

  2. a bouquet of flowers「花のブーケ」

※「silk(シルク)」は「a dress(ドレス)」の材料・構成要素である
※「flowers(花)」は「a bouquet(ブーケ)」の材料・構成要素である


発展用法 〜「動詞 + of」〜


「関連」のof(aboutとほぼ同じ使い方)

  1. They spoke of[about] their plans for the future.「彼らは将来の計画について話しました」

  2. They talked of[about] their plans for the upcoming holiday.「彼らは今度の休暇の計画について話しました」

  3. The picture reminded him of his childhood.「その絵は彼に彼の子供時代を思い出させました」

※spoke(話す)は話題を頭の中から分離して取り出してきて話すからofを使う
※この用法をする動詞は、hear, know, learn, speak, talk, think, inform, remindなどがあるので、調べてみるとよい
※inform[remind]は「SV A of B(AにBについて知らせる[思い出させる])」の形をとる


「原因」のof(because ofとほぼ同じ使い方)

  1. He died (because) of a heart attack.「彼は心臓麻痺で死んだ」

  2. He lost his job (because) of negligence.「彼は怠慢のために仕事を失いました」

  3. The dog barked (because) of hunger.「その犬はお腹がすいて吠えました」

※ofはbecause ofより一緒に使う動詞が限定されるので、慣れないうちはむやみに使わない方がよい


「分離」のof(SV A of B の形をとる)

  1. The illness robbed him of his strength.「その病気は彼の体力を奪いました」

  2. She deprived me of my rights.「彼女は私の権利を奪いました」

  3. The storm stripped us of our belongings.「嵐は私たちの持ち物を奪い去りました」

※全てA of Bで「AからBを奪う」という意味になる
※この用法の動詞は、deprive, cure, rob, rid, strip, relieve, clear, emptyなどがあるので、調べてみるとよい


「材料・構成要素」の用法(SV A of Bの形をとる)

  1. He made this spoon of silver.「彼はこのスプーンを銀で作りました」

  2. She crafted this necklace of pearls.「彼女はこのネックレスを真珠で作りました」

  3. The artist painted this portrait of oil.「その芸術家はこの肖像画を油絵の具で描きました」

  4. The table is made of wood.「そのテーブルは木製です」※受動態

  5. Her necklace is made of pearls.「彼女のネックレスは真珠でできています」※受動態


「of + 抽象名詞 = 形容詞」の用法

  1. The calculator is of great use.「その電卓は非常に役立ちます」

  2. The internet is of utmost importance.「インターネットは極めて重要です」

  3. A good map is of significant value.「良い地図は大きな価値があります」

  4. Proper equipment is of vital necessity.「適切な装備は不可欠です」

  5. A supportive family is of great comfort.「支えのある家族は非常に慰めになります」

※名詞の前にno, little, much, great utmostのような程度を表す形容詞がつくことが多い




 他にも同格関係のofや主格・目的格関係のofがあるが、かなりイメージがしにくいので、ここでは一旦省略して、違う記事で書きます。

 それではこの辺で、これからも少しずつ例文集を書いていこうと思います。
 ちなみに、もう少し例文を多く載せようかと考えたら加筆していきます。

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