弱さを想像する
目の前の、信頼する友人に自分の弱さを想像してもらえないつらさがそこにあった。
自分の弱さをどうにか見せないようにしてきたから当たり前なのだが、わたしの弱さは学校に行かない(行けない)という態度から表出していなかったか。
自分の弱さを告白するときはいつも、驚く顔が目の前にある。
それを見て私も驚く。
そんなに私は強い人間に見えていたのか、と。
弱さを見せるには大きな勇気が必要で、でも言わないとわからなくて、強い人間に思われてしまう、そんな相手の発言でつらくなる。どうにもできない循環がここにある。
せめて私は目の前の誰かの抱えるしんどさを想像していられるような人間でいよう。そう思っても、いつまでも未熟な自分である。こういうつらさも抱えて生きていくのだなと、いったん決意する。
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