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INxJのSeが弱いってこういうこと?

ヘッダ画像: UnsplashSebastian Dumitruが撮影した写真


この前書いた記事に関連する内容ですね。

相変わらずMBTIに関連して色々見ているけど、特に目に付く内容の一つが「INxJのSeが弱すぎる」というもの。
私はP型なのでそこまでではないが、いろいろ考えているうちに「これじゃね?」という説がまとまったので記事にしようと思う。

ちなみに今回は妄想裏取りなしの独自理論だ。ちょっと今回は裏を取ろうにもなかなか難しい内容だったし……
なので、本記事については内容を信用せずエンタメとして読んでもらえればと思う
妄想純度100%で書いていきます。

そもそもSeが弱いとは

Seが弱い理由について考えるためには、まずSeが強いとは何なのかを決める必要がある。
S型とは「見たもの、聞いたもの、感じたものを抽象化せずそのまま理解するタイプ」と私は認識している。ちなみにN型は「見たもの、聞いたもの、感じたものをそのままではなく抽象化して理解するタイプ」だ。
SeとSiの違いはP型かJ型かなのだが……個人的にここの違いはあまり気にしなくてもいいと考えているので置いておこう。

上記を前提として、ここでは以下の2つをSeの強さ指標として考えてみよう。

  1. 飛んでくるボールを避けられるか

  2. 手先が器用か

飛んでくるボールを避けられるか

まず、S型であれば簡単に避けられるだろう。SeかSiかで若干の違いはあると思うが、結果はそう変わらないはずだ。
S型は「ボールが飛んできた」という情報をそのままその通りに理解する。ボールが飛んできたから避ける。簡単だ。

次にEN型だが、こちらも問題なく避けられるだろう。
S型に対しN型は「ボールが飛んできた」という情報を一度抽象的な情報に変換して理解する必要があるため、S型よりはワンテンポ反応が遅れるだろう。
一方でEN型はIN型と違って思考の海に囚われることがそう多くないはずだ。つまりぼーっとしていないのである。ぼーっとしていないから見えた情報への対応も早いだろう。

3番目にINxPだが、避けられるかはともかく何かしらの対応はできるだろう。
INxPはおそらくINxJと同レベルで思考の海に沈みがちだと思うのだが、彼らはNeユーザーである。
Neの思考は何というか、流動的なのだ。ある一つのことについて考えているのは変わらないが、とにかく考えていることがポンポン移り変わっているのである。
なのでボールが飛んできた時も、それまで考えていたことからボールにすばやく意識を切り替えられるはずだ。なお完全に蛇足だが、筆者はNeユーザーってみんな落ち着きが無いのかもしれないと勝手に思っている。

最後にINxJだが、おそらく避けられない。実際にはボールが飛んでくる早さとか気付いた時の距離とか当人の運動経験とかいろいろあるけど、今回はエンタメなので当たることにしておく。
まず、INxJも思考の海に沈む人たちだろう。ここはIN型共通だ。あれこれ考えこんでいるせいで反応は遅くなるはず。
次に、NiはNeよりもかなり重いはずだ。Neが軽量アプリの多重立ち上げだとしたら、Niは一つのバカ重アプリだろう。そんなものをぶん回していたら当然処理が追いつかずにカクつく。Niで脳のリソースの大部分を持っていかれるから五感の情報処理は後回しになるのだ。
そして思考の切り替えだが、これもNeよりNiの方が時間がかかるだろう。何せ脳のリソースをすべて使ってたった一つのことを考えているのだ。それを切り替えるということはNiを一度リセットする必要があるのだが、重い分余計に時間もかかるだろう。
以上から、ボールを見てから回避行動を取るまでに必要な時間が多くなるため避けられないという結果になる。

手先が器用か

まず「手先が器用とは何か」から考えていく。
本記事では、主に指先を使って思った通りのものを作るのが上手いとして進めていきたいと思う。
例えば可愛い刺繍を縫ったり、包丁で綺麗に飾り切りをするなどができることだ。

さて、ではこれらを上手く行うために必要な能力は何か。
筆者は「正確に道具を扱えること」だと考えている。ここで「正確に」と言っているのは「適切な長さ、幅、位置に沿って」ということだ。
例えば刺繍を縫う場合、全部チャコペン等で下書きした場合であっても針を刺す場所は微妙にずれが生じるだろう。
そういった微妙なズレを可能な限り減らすためにはいちいち「こっちの糸から5ミリメートルの距離で」とか考えていては不可能だ。目で見てそのままその通りの位置に、指先の微妙な力加減を調節して上手くやるしかないのである。

ここでようやくS型の話になるのだが、おそらくS型であれば特に問題は無いだろう。「この辺!」ってやってピッタリ丁度いい位置に針を刺すことができるはずだ。
こういった概念化が難しいものであればS型は強い適正を見せるだろう。

一方で、N型は多分みんな下手だ。「この辺ってどの辺……?」となるだろう。
なにせこのレベルになると概念化が難しい。「ミリメートル」だとズレが大きすぎるし、かといってマイクロメートルとか言われても測るのも下書きするのも大変だ。一針ごとにそんな面倒なことやってられないだろうし。
なので見たものやイメージしたものをそのままその通りに真似するのが一番なのだが、それができないからこそのN型なのである。どうしても抽象化フェーズを挟んでしまうため、微細な情報が抜け落ちてしまうのだ。

Seが弱いままでもなんとかするためには

これまではNiユーザーのSeが弱い理由を考察してきた。
ここからはSeが弱いままでもなんとかSe的動作を改善する方法について考えていきたいと思う。

真っ先に考えたのは「Niを軽くすること」だ。要は考えるスケールを小さくしたり、思考ではなく五感に意識を向けるということだ。
ただ、これはIN型の宿命としてなかなか難しいことだと思うので……別の方法を考えてみよう。

まず日常的に行う動作についてであれば、体に覚えこませるという方法が順当だろう。
典型的なものが「文字を書く」や「絵を描く」といったものだ。日本人であれば子供の頃から文字を書かされるし、絵に至っては好きな人なら物心つく前から描いているだろう。今回例に出した「針を刺す」も同じと見ていい。
体に覚えこませた作業であれば頭で考えるとかそういう次元を通り越しているため、S型N型の差はそこまで出てこないだろう。

では非日常の動作についてだが、これは「動く前にどう動くか考えておく」ことで対応できるだろう。
ゴールを見据えて脳内でシミュレーションする能力に関してはおそらくNiの右に出るものはいない。とはいえ動く前に頭で考える必要が出てくるので、余計に素早く動くのが苦手になるかもしれないが……そこは一長一短である。

最後に突発的な動作、例えば飛んできたボールを避ける等だが……多分これはどうしようもない。飛んできたボールが全部悪い。
そのような事態が起こらないことを祈るばかりである。


読者は空想科学読本をご存じだろうか。
あれは空想上の生物や機械などを「実際に存在したら」と仮定して、その結果科学的に起こりえるアレコレを面白おかしく書いていく本だ。
筆者は本記事を書いているときにそれと近しいものを感じた。もしかしたら空想科学読本の著者もINTPなのかもしれない。

まあ本当はこんな理屈をコネコネせずにINxJから直接Ni当事者としてのアレコレを取材できれば一番なのだが……人付き合いってよくわからないよね……


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