結局エホバの証人って何なのか。
新興宗教 カルト キリスト教
私は知らない。何年も何年もその渦中にいたのに。
人間は弱いから何かに縋りたくなる時もあるのだろうけれどそもそも私はまだ親に庇護されなければならない年齢で縋るとかそんな問題では無くて。5歳になった私の目の前にはエホバという神様よりも先に母親という恐ろしい「何か」がそびえ立つ様になった。
母親が「何か」に変化したきっかけにエホバの証人の訪問が絡んでいることは言うまでも無く。かと言ってその厳しさが何もエホバの証人だからとも言えないのが私は苦しい。何を恨み何を憂いてよいのかすら分からない。ただただいつも私は恥ずかしい人間で汚らしくて、そう教育された。だから?今でも私は恥ずかしい人間で汚らしくて出来ればもう何も感じたり考えたくもない、そんな風に人生を放棄したいとほぼ毎日考える。
ねえお母さん。貴女の娘は地域大会で経験を話す様な立派なクリスチャンにならなかったどころかあなたの縋った宗教の教えをちっとも心に植え付ける事が出来ませんでした。奉仕 個人研究 再訪問 大会 注解 あなたがしない事を私が代理で形だけしていたけれどそれで信仰を持っていたと言えますか?それで満足しているのなら構いません。
お母さん。どうしてクリスチャンになったの?そう聞いた時あなたの答えは「お母さんはね子供の時から死ぬのか怖かったの」いつもこれでしたね。
そんなあなたの娘は死ぬことを心から望んでやみません。勿論それなりに守らなければならないものが沢山あって。
人として私に与えられた寿命とやらを全うしようとは絶えだえながらも努力しているけれど。
昨晩私は主人にとても酷い事を聞きました。主人はクリスチャンです。結婚した時私もまだかろうじてエホバの証人の中にいたので。結婚して数年で私は鬱病になりました。それは一先ず置いておくとしても。クリスチャンである主人に「間違えても復活とかさせられたらたまらないし、ウッカリとハルマゲドンとやらを生き残るのは嫌だ すずめの1匹も忘れ無い神様がいるのならこの私の自由意志くらい聞いてくれるよね?」
泣きそうな顔の主人がそこにはいた。
どうして?やっと私はそこで自由になれるのに。
楽園とは何か、1000年王国とは何か、そんな事今更学ぶ気もなければ余裕も無い。
自殺を選ばず寿命を全うしようと考え直した事を褒めて欲しい。
こんな事を考えて暗くなっているのは突然聖書がグレーにかわり内容が如何にも宗教やってます、というような裏表紙を見てしまったからだ。
何がどう私をおかしくしたのか説明は出来ないけれどグレー色の新約聖書は二度と目にしたくない事は事実だ。
グレー色。白でも黒でも無いグレー。
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