僕が空想するものを、
地元に帰郷してからはよく「こんな施設があったらいいな」「こんな体験ができたらいいな」っていう空想をよくする。
ただし、「その空想に賛同してくれる人が果たして誰かいるのだろうか?」という疑問が残る。なぜなら、あらゆる面で僕が“少数派”らしいからだ。“らしい”とつけたのはもちろん、これまで関わってきた人に散々言われてきたためである。
小さな頃から多少なりとも自覚はあった。皆が興味を持つようなテレビ番組や音楽に全く興味を示さず、ひたすら自分の好きなもの傾倒していた。
そんな僕は小学校の頃、新日本プロレスにどっぷりとはまっていた。天山と小島のテンコジタッグはめっちょかっこよかった。モンゴリアンチョップの真似事をしながら兄弟と遊んでいた。
また、好きな歌手も周囲とかぶらなかった。僕が好きな歌手を話しても、友達の顔には???が浮かぶばかりだった。ただ友達のなかには、僕の紹介をきっかけにその歌手にはまる人もいたんだよね。
まあ、そういう訳で僕の“やりたいこと”が大衆受けするのかが不安。
でもいいのか。大衆受けを狙わなくてもさ。僕と似た嗜好の人たちにさえ刺されば。少数派とは言っても、日本全国にはある程度いるはずだ。
空想を現実にするのがこれまた難しいんだよなあ。でもワクワクがあるからやっていけそうだ。