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カメラアングル

サイズ、スタイル、コンポジションとくれば次はアングルです。

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すでにお気づきかと思いますが、ワンショットは多くの組み合わせによって多彩な表現が可能です。それぞれの効果を知ることで、よりストーリーテーリングの深みをますことが出来ます。

今回も、こちらの素晴らしい解説動画を元に説明していきたいと思います。

ローアングル

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キャラクターをパワフルに見せたい時や悪役表現の際によく使用されます。

ハイアングル

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ハイアングルはローアングルと交互に併用して使われることも多く、パワーバランスを表す際によく使われます。ハイアングルはオブジェクトの置かれた弱い立場を表します。

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また、定番なのがアリエル・ショットです。俯瞰したショットのことで、街や風景等に多用されます。

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オーバーヘッド / バード・アイ・ヴュー

真上からのショットとなります。

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オーバーヘッドの特徴はシングル・ショットで使用される場合は他キャラクターとの繋がりが無い状況を表すことが多くまたは人間では無い超越した何かとのコンタクトを表す等、非現実的、精神的な世界を表すのに多く使用されます。

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また、ツーショット以上になるとアクションの状況説明や犯罪シーンの説明ショットに使われることが多いです。

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個人的にはこちらのポール・トーマス・アンダーソン『マスター』がベスト・オブ・オーバーショットだと思っております。こちらはシングル、クラウドとの併用ですが、メインに置かれているキャラクターは他者とのコミュニュケーションをまったく取らない(取れない状況)です。

ダッチアングル

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いわゆる、水平を無視して、斜めに構図を撮る事を言います。
意外と歴史は長く、またよくよく見れば結構使われている表現です。

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こちらは登場人物の不安感、緊張、挑発を表現したり観客の不安感を煽る時に多用される表現。また、そのことから、ここぞという観客の注意を引きたいときに使用されます。

アイレベルショット

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いわゆる、目の高さのショットです。
観客が最も自然に受け入れるアングルとなります。そのため、観客に先入観を与えず、最も被写体に集中させたい時に使用します。また、カメラ目線のショットによく使用されます。

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カメラ目線については、今後さらに詳しく解説していきます。

ショルダーレベルショット

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肩の高さに合わせたショットです。最も汎用性の高いショットともいえます。

こちらは主に会話シーンで使用されます。特にOTS(オーバー・ザ・ショルダー)とよく併用されます。

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また、ツーショットの場合はロマンティックなシーンにて効果を発揮します。

ヒップレベル・ショット

腰の高さのアングルです。

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こちらはウェスタン映画や時代劇でよく見かけますね。このショットは当然、銃や刀が腰元にあったことに由来して多く使われるようになりました。

ニーレベル・ショット

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膝の高さのショットのことです。

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ローアングルの一種として使用されることもしばしば。
また、こちらもよく歩くシーンとの併用でディティールを見せたい時に使用されます。

グランドレベル・ショット

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いわゆる床の高さです。こちらもローアングルの一種として使用されます。ディティールを見せたい時に使用され、特にキャラクターの動きと連動します。

おそらく世界で最も有名なグランドレベルショットがこちら。

足元に注意を払わせるというのはある種特別なことが起こるサインとも言えます。特にそれがオブジェクトをフォローして動いているショットであれば、そこには観客は必ず意味や情報を見出そうとします。

ということで、今回はアングルについての説明でした。


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