【映像を構成しよう⑤】 字コンテの書き方
まずはこちらをご覧下さい。
これはポーランド語の字コンテです。
実はコンテには決まったフォーマットがありません。
しかし、前回書いたように書かなければいけない情報があります。
さて、どのようにして書かれているか一例としてご覧下さい。
以下は上記の翻訳です。
①④シーン番号/場所/時間
シーン番号以外はシナリオのト書きの部分と同じように書いていきます。
②③⑤⑥カット指示
左から順にカット数、フレーミング、技術の指示、ショット内でのカメラの動きが、分かりやすく見だしにして書かれています。
撮影内容、範囲
紫色の枠で囲まれているのはシーン内容になります。誰が何をするかがきちんと書かれています。シナリオの内容に沿って書くことで、正確にどのタイミングでどのように画面に被写体が映るかが指示されています。太字の部分がカメラに関係する指示です。
②はワンカットにドリーを中心に、人物のフレームイン・アウトなどが複雑に組み込まれています。
③⑤⑥のカットには具体的な説明は書かれていませんが、最初のカット指示にドリーと書かれています。そう言う場合は、ただ単にドリーするだけなので、詳しく書きません。ただ、シナリオ上の何処から何処までを撮影するかを示しておきます。
さて、意外と簡単だと思いませんか?
字コンテはきちんとしたシナリオ、カメラ指示の把握が出来ていれば脚本をベースに簡単に書く事が出来ます。
こちらは脚本に書き込む形のショットリストの作り方を解説しています。
ぜひ参考にしてみてください。
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