脚本を書き切るための超効果的な10のエクササイズ vol.1
脚本に行き詰まったりしていませんか?
もし書きかけの脚本があるならば、
今回解説するライティングエクササイズを試してみてください。
脚本を書く過程で1度や2度、行き詰まる事はよくある事。
誰もがライターズ・ブロックを経験します。突き当たった障害を乗り越える事は重要ですが、いつもの書き方でそれを乗り越えることは困難です。
だからこそ、そのハードルを越えるために使えるライティングエクササイズがあります。どのようなものが『完成』というゴールまで導いてくれるのか、読んでみてください。
1. 台詞だけでシーンを書いてみる
脚本を書いている途中、キャラの行動(ト書)の細部にこだわるあまり、セリフが後回しになることがあります。そのため、セリフが間延びしてしまい、面白みに欠けることも。また、シーンの中でどのような動作が起こっているのか、作家が十分に考えていないケースもあります。台詞だけ書くことで、これらの問題のいずれかを解決することができます。
自然な対話を心がけつつ、登場人物が何をしているのかをずっと意識して書いてみましょう。もしかしたら、台詞が自然な形でアクションに言及するように導いてくれるかもしれませんが、アクションを直接書くことはまだしません。まずは会話を完成させることに集中し、その後で会話が意味をなすかどうかを確認します。そうすることで、会話のリズムから必要な動きが見えてきます。
同じシーンをアクションだけで伝える
セリフを書くのが苦手な人が台詞だけのシーンを書くことで会話のリズムを調整できるのと同じように、アクション(ト書)だけのシーンでも同じことができます。
台詞で書こうと思ったシーンを選んでみてください。そして、その代わりに、すべてのセリフを省略し、すべての登場人物のアクション(ト書)だけで正しい彼らの考えを観客に伝えてみてください。何が足りないのか?ほとんどの場合、登場人物同士の非言語的なコミュニケーションから、多くのことが見えてきます。ですから、もしあなたの文章に何かが欠けていると感じたら、アクションがどのように観客にメッセージを送るかに注目する必要があるかもしれません。これを実際にセリフのあるシーンとして使う頃には、あなたのアクションはそのシーンのニーズに合ったものになっているはずです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?