観察メモ「水槽からの光」(20200103)
初めまして、すけきよと申します。
一般の会社で事務の仕事をしながら、ライフワークとして絵や漫画を描いている者です。
新年を迎え、ずっと読む専門だったnoteを自分でも記事を書きたいと思い、始めてみることにいたしました。
ゆるいペースで思いついたことを書きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、タイトルの「観察メモ」につきまして。
この「観察メモ」では、普段の生活で発見した、「きれいだな、不思議だな」などと感じたものについて、
(1)それはどういった現象だったのか
(2)それがどういう条件で起きたことなのか
(3)それを見てどう感じたのか
を、自分なりにまとめる目的で書いてみようと考えております。
(1)今回は、この写真について書きます。
(2)この写真は、今日動物園で撮ったものです。
場所は、屋外のアシカが展示されている場所です。
この動物園では、水槽が地上よりも高い場所に作られており、上からはアシカが上陸や息継ぎをしている様子が、下のトンネルの中からは水中を泳いでいる姿が観察できるようになっています。
そこで、トンネル内部から水槽を観察した際、ガラスの嵌った枠の下部の段になった場所に、揺らめく水面から差し込んだ光が、非常に美しい模様を作っているのを発見しました。
トンネルの中は、晴天の昼間でも薄暗く、光を観察しやすい環境であったように思います。
飼育されている2匹のアシカがものすごい勢いで泳いでいるため、光が差し込んでくる水面のレンズは常に形を変え続けていて、光の模様は絶えず揺らめいていました。
(3)水のレンズの作り出す光の美しさ
光が写り込んだ場所が冷たい石材ということもあり、静止画の写真で見ると、アワビなどの貝殻の真珠層のような印象を受けました。
水中にいるアシカたちは、水の中から見える光をどんな風に感じているのでしょうか。泳ぎながら時々目を開いていた彼らを見て、そんなことも考えてしまいました。
画像から色を抽出してみました。
絶えず揺らめいて変化している光なので、次に同じ場所で写真を撮っても同じ結果にはなりそうにないところもとても面白く感じました。
■今回のメモのまとめ
絵の制作をしていると、ものと光の関係についてわかっているようでわからないことが多く、「勉強するにしても、一体どんなところから手をつけたらいいのだろうか?」と頭を抱えてしまうことが多くあります。
しかしこういった観察を、その時の条件や自分が感じた印象からこんな風にまとめてみると、もしかしたら後で役に立つことがあるかもしれません。
引き続き、新しい発見がありましたら紹介していきたいと思います!
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