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山田太郎議員の参院選出馬表明の茶番

以前山田太郎議員の「表現の自由を守る会」かなにかに入っていたため、その名残で今でも氏の事務所からたまに配信メールが届くのですが、先日、来年の参院選への出馬について決めかねているので意見を送って欲しいとのメールが届きました。 氏に出馬しない選択肢があろうとは夢にも思ってなかったので、これはチャンスと思い、さっそく送ることにしました。 というものの、配信メールではメールフォームに記入して送る仕様になっていたのですが、氏に都合の悪い意見などは黙殺され、そのような意見が送られたとい

    • オタクが山田太郎議員を『絶対に』支持してはいけない理由

      山田太郎議員と言えば、かつて児童ポルノ規制法の改定に際し、漫画やアニメが規制対象に加えられるのを阻止したオタクの英雄と認識されている方も多いのではないでしょうか。 ですがそれももう過去の話。自民党に入って、党の中で規制を食い止めるなどと支持者に訴えていた氏でしたが、たしかに直接的な、目に見える形での規制は息を潜めたかもしれません。しかし自民党はすでに別の手段によってオタク文化を弱体化させる方向に舵を切っており、いまやその先導役になっているのが他ならぬ山田議員なのです。 山田議

      • 山田太郎議員がインボイス問題で消極的なのは必然

        山田太郎議員がインボイス問題で積極的に動いてないとの批判の声が上がっています。 ですが、これはある意味当然です。 山田議員にとってオタクカルチャーは「利用すべきもの」。自民党における"オタクカルチャー"のリーダーとしての地位を確立するためには、党の目指す国策産業としてのアニメ像(ポリコレに準じた健全な表現、国威発揚に資し、利益を上げ国に貢献する)と擦り合わせなければなりません。 それに適合しない、ちまちました、ニッチな、ときにちょっぴりエッチな表現もあったりする深夜アニメの

        • オタクが赤松健氏を支持すべきでない理由

          自民党内部で規制を食い止めるのは不可能赤松氏は、自民党に入って党内部で規制を食い止めるとしていますが、はっきり言って無理です。 漫画やアニメの規制は彼らの根源的価値観(イデオロギー)に基づいたものであるからです。 アニメ漫画の規制問題というのは、突き詰めるとそこに登場するキャラクターの問題であり、実際標的とされているのはキャラクターのデザインとそれを愛好するセクシャリティ(萌えやBL)ということになります(キャラクターデザインを巡る確執はすでに戦前からありました)。 この

        山田太郎議員の参院選出馬表明の茶番

          漫画アニメ規制にどう立ち向かえばいいか

          なぜ”フェミニスト”は萌え絵を叩くのか? 自称フェミニストは萌えキャラに嫉妬しているから叩くのだという主張がたびたび聞かれます。確かにその側面もあるとは思いますが、ミクロの個人的感情というより、もっとマクロな、社会的ムーブメントのように思えます。 19世紀初頭のイギリス、産業革命のときにラッダイト運動というものが起こりました。機械の導入により失業を怖れた職人、労働者が機械を破壊して回った運動です。 萌え絵叩きはそれに似ているように思います。 ホモソーシャル・マチズモ世界

          漫画アニメ規制にどう立ち向かえばいいか