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右下腹部の痛みを自己診断!盲腸炎初期症状リスト

生活の中で、しばしば原因不明の腹痛に悩まされます。

特に、右下腹部の痛みがあると、虫垂炎ではないかと疑ってしまうことがあります。また、実際は盲腸炎なのに胃もたれと誤解し、深刻な状況に陥ることもあります。

そのため、右下腹部の痛みがある場合、本当に盲腸炎の初期症状に該当するかどうか、自己診断する時間を持ちたいと思います。


盲腸炎初期症状|自己診断リスト

1.右下腹部の痛み:へその周辺または右側下腹部で感じる痛みが次第に強くなります。
2.腹部の膨満感:腹部が満ちている感じがします。
3.食欲不振:食欲が減退し、胃もたれのような不快感を感じます。
4.圧痛:痛みの部位を押さえたときに痛みがあり、手で押したり離したりすると痛みが強くなります。
5.歩行困難:足を伸ばすことが難しく、歩くのが不便です。
6.微熱と冷や汗:微熱と冷や汗が出ます。
7.症状の悪化:時間が経つにつれて痛みや症状が悪化します。

上記の症状が2~3個以上ある場合は、必ず病院を受診し、鑑別診断を受けてください。特に「反発痛」は、他の疾患と区別する重要な症状です。右下腹部を押したときに強い痛みがある場合は、急性虫垂炎の可能性が高いため、速やかに医療機関を受診する必要があります。症状が発現してから3日以内に早期の処置を受けないと、盲腸炎が穿孔または長期の合併症を引き起こす可能性があるため、早期の診断と手術が重要です。


盲腸炎とは

私たちの体の消化器官には、小腸から大腸へとつながる部分に「盲腸」と呼ばれる器官があります。この盲腸には小さな袋があり、それが虫垂と呼ばれる部分です。盲腸炎は、この虫垂が炎症を起こす疾患であり、正確な名称は「急性虫垂炎」です。

・主に10代から20代の若い年齢層で発症しやすいです。
・通常、早急な手術が必要です(3日以内に手術を受けないと、穿孔や合併症のリスクが高まります)。
・主な症状は右下腹部の痛みであり、左ではなく右側に痛みが現れます。


盲腸炎の原因・理由

急性虫垂炎は虫垂の内部が何らかの原因で詰まることから始まります。その原因の一つとして、虫垂周囲のリンパ組織の過剰増殖が最も一般的です。特に、10代の若い年齢層では、粘膜の下にあるリンパ小胞が過剰に増殖し、虫垂の閉鎖を引き起こすことが多いようです。

次に多い原因は、硬い便が虫垂に流れ込んで入口を塞ぐことです。その他、異物や炎症性の狭窄なども原因として挙げられます。


成人では、小さな便の塊が虫垂の入り口を塞いで炎症を引き起こすことがあり、稀に異物や寄生虫、腫瘍によっても虫垂が詰まって急性虫垂炎になることがあります。


盲腸炎の診断

最も重要なのは虫垂がある部位を圧迫したときに痛み(圧痛)があるかどうかです。右下腹痛の症状に加えて、右下腹部の圧痛や反発痛、微熱、白血球数の増加などによって診断されます。


また、鑑別診断すべき類似疾患の種類には以下が挙げられます。

1.手術を必要としない消化器炎症疾患:胃腸炎や大腸炎など
2.女性の場合は骨盤炎や子宮外妊娠など
3.その他:尿路結石や右側の憩室炎など


虫垂炎の治療

腹腔鏡手術・手術後の回復期間など

急性虫垂炎の場合、できるだけ早く手術を行うことが原則です。通常、症状が現れてから3日以内に手術を受けないと、虫垂が破裂して腹腔内に炎症が広がり、合併症を引き起こす可能性があるためです。


手術方法としては、傷跡が少なく回復が速い腹腔鏡手術が一般的です。腹腔鏡手術を受けると、入院期間は通常1週間程度で、日常生活に戻るまでの回復には2週間から4週間程度かかる場合があります。

完全な日常生活に戻るまでには、個人によって1カ月から数カ月かかる場合があります。虫垂周囲の組織が進行的に損傷している場合、腹腔鏡手術が困難な場合があり、この場合はさらに長い回復期間が必要となります。




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