教わることと出来るようになることは別物です【305/400】

8月に入りました。株式会社はこの亀谷です。

「教わることと出来るようになることは別物です」

というテーマで一本書いてみようと思います。

教えるのは簡単なんですが、出来るようになることとは別物だということを理解してもらうのが難しいんですよねぇ。

※特に目的を設けていない一人語りですので、途中から迷走します※

出来るようになるまでの順番は「知識を得る」→「実践する」→「調整する」

私は人に教えるのが苦手です。

こう書くと、全然伝わらずに違った意味になるので、だらだら考えていることを書くと、下記のようになります。

私は、教えること自体は苦手ではありません。むしろ教えることは好きだし、言語化も出来る方だと思います。ただし何かが出来るようになるためには、知識を得た後の方が大変なことを知っていて、自分と同じように出来るようになるためには、学んだ後、実践する方に時間がかかることも知っています。自分が誰かにやり方を教えることで、相手はそれを習得する時間を短縮できる可能性が高いことも理解しています。

。

一方で、相手は教えてもらえれば出来るようになると期待しています。教えてもらうことによって、想像よりも速く出来るようになるはず。そこにかける時間を減らすことができるはずと期待しています。実際その相手が習得までにかける時間は減るのですが、出来るようになるためにそこへかけなくてはならない時間の総量を正しく把握できていないので、結果的に出来るようになったとしても、教わった結果、時間を減らせたかどうかは理解できません。もっというと大概の場合は、私の考える「出来るレベル」まで行きつかずに実践を止めてしまうので、私が考える出来るというレベルまでは到達しません。

この2者の相違が合わさると、

相手は教えてもらっても思ったよりも効率がよくならないと考える可能性があり、私は教えたけれども出来るようにはならないなぁと思ってしまうと、両者にとって得がありません。

だから、私は教えるのが苦手です。ということにしています。

教えただけでは上手になりません。実践とその人の環境に合わせた調整がないと、本質的な目標には辿りつけません。そこに覚悟はありますか？

ということを暗に考えています。

正しいインプットがあっても、継続的な実行なくして、何かが出来るようになることはない。

何事もそうなのですが、教えてもらうだけでは出来るようになりません。

正しいインプットがあっても、継続的な実行がなくては何事もなしえません。

ある種、覚悟の問題なのかもしれませんが、「何事もやれば出来る」と信じていることが重要です。

そして「何事もやれば出来る」の本当の意味は「何事も出来るまでやれば出来る」という意味だということも知っておかなくてはなりません。

「やらなければ出来ない」は始まっていないので、誰でも分かります。

ただ、個々の能力差がある中で「時間をかけてやればある程度のことは出来る」をどれだけ信じられているのか、実際にそれを経験したことがあるのかということが重要なのだと思います。

会社でもコンサルティング部をビジネスグロース部に名前を変えました

私はコンサルティングという言葉も好きではありません。

コンサルティングをしても、言葉だけで実行されないと意味がないからです。

そんなこんなもありまして、10年目に入るタイミングで会社のコンサルティング部という部署をビジネスグロース部に名称変更を行いました。

うちの会社自体コンサルティングなんてほぼやっていません。

どの案件もプライベートエージェンシーとして、お客様と一緒にビジネスをグロースさせるために汗を流しているので、実務に合わせた名前にするべきだと思い、トップダウンで変更を行いました。

ビジネスに答えはありません。だから他社で上手くいった方法を教えて、そのまま当てはめても上手くはいきません。理論の本質を理解した上で、実際の環境に当てはめてみて、それを調整していって初めて上手くいく可能性が出てきます。

方法を伝えるよりも、その実行・調整の方が圧倒的に難易度が高く、それをやり切れるかどうかが難しいのです。

そこに協力出来るのがうちの会社の良いところであり、うちの価値だと思うので、そこに名前も合わせてみました。

正直、業界情報やこうすれば出来る的なことは言おうと思えばいくらでも出来ますし、それがある種の広告になることも理解はしています。ただchat GPTなどAIの普及により、情報の価値はどんどん落ちていきます。

これからは、自らの手で実行する、現実に合わせて調整することの方が重要になってくるはずです。そのときまでに、各メンバーの経験値を上げ、ある一定のレベル以上で実行し、短期間で結果の出せる組織になっていないといけないと思っています。そのためには、ただ粛々と実行あるのみですね。

それでは、今週もお疲れ様でした。来週も頑張りましょう！