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“しつけ”と”言葉”【第43回】
「家族とのコミュニケーションを増やす」を目的に、母親と今までの人生を振り返るブログを投稿しています。このnoteは、ライター 長男 / イラスト 母 / 各種ディレクション 妹で運営しております。
今日はちょっと趣を変えて、“しつけ”と”言葉”について書いてみようと思います。
子どもにかける言葉のひとつひとつが、子どもの人生に大きな影響を与えていることを、親はしっかり理解しておかないといけませんね。
「躾(しつけ)」とは何なのか?
躾(しつけ)とは、
人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など監修に合った立ち振る舞い(規範の内面化)が出来るように、訓練すること wikipediaより
漢字は「身を美しくする」と書いて、日本で生まれたものだそうです。
さらに遡ると、その言葉の起源は着物を作る際の「仕付ける」にあります。「仕付ける」意味は、
ちゃんとまっすぐに縫えるように、「あらかじめ目安になるような縫い取り」をしておくこと。wikipediaより
です。
つまりは、小さい頃に、社会に出ても大丈夫なように、目安となることを教えておくことが、正しい躾なのでしょう。
あくまで目安なので、将来的には仕付け糸は外され、仕付けによって付けられた癖にそって動くように服は出来上がります。
周りのひとの言葉の影響を受けて、子は育つ
今日、なんでこんな話を書いているかと言いますと、このnoteを書いていて、私自身の人格は、小さいころ、いろいろなひとから言われた言葉の影響を受けて出来ているんだなぁ。というのを実感したからです。
特に母親から小さいころ言われたことは、結構ちゃんと覚えていて、それに沿うように生きている気がします。
ひとつの例ですが、
私は早稲田大学に進学しているのですが、これ決めたのは実は小学生の時なんです。
小学生の時に、正月、家族で箱根駅伝を見ていて、
「誠くんは、駅伝も好きだし、本も好きだから、早稲田の文学部が良いと思うよ。」
と言われたのがきっかけで、私は、中学・高校は陸上部、大学は早稲田大学の文学部にそのまま入っています。特に深くは考えませんでした。
まだ癖がついていない、まっさらな子どもに正しい仕付けを行うのが親の言葉なのだと思います。
躾と書くとマナー的な側面に注視されがちですが、それよりも仕付ける必要があるのは”思考”です。
マナーは正しい、間違っているは勉強すれば分かるので、将来的にも直そうと思えば直せます。ただ思考の癖は一度出来てしまうと直すのが難しいものです。
世の中は情報にありふれていて、今は特にTV、インターネット、Youtubeと多くの情報が子どもにも降り注がれています。
情報は子どもに知識を与え、その情報は子どもの思考に癖を付けていきます。昔よりも子どもがまっさらな期間は短いのではないでしょうか?
そう考えると、仕付けの性質を考えると、癖がない方がこちらの意図したとおりに付けられますから、親としては仕付けについて、もっと小さなころから考えておかないといけません。
つまりは生まれてすぐ、テレビやネットに触れる前から躾は始まっていると考えるべきなのでしょう。
だらだらと書いてきましたが、結論として、
小さいころに子どもにかける言葉は重要だということです。
言葉のひとつひとつが仕付け糸となり、子どもの人生を変えていきます。仕付け方を間違ってしまうと、将来に渡り、大きな差が生まれる可能性がありますので、注意してみてください。
それでは、また!
来週はノーマルバージョンで更新しようと思います。
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