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メンバーの得意を活かす難しさ【313/400】

気温が30℃以下の日も増えてきましたね。株式会社はこの亀谷です。

今日は最近モヤモヤしている「メンバーの得意を活かす難しさ」について書き上げておきます。

メンバーの不得意なことに目を向けるのではなく、得意なことを活かしてあげる。

これを組織で実践するのは文字面以上に難しいです。

メンバーの能力を伸ばすよりも、メンバーの得意に向き合う方が難しい

組織のマネージメントの中で良く言われる「メンバーの得意を活かす」

これって文字で書くと簡単なのですが、実際に組織の中でやろうとすると意外と難しいな。と最近感じています。

「能力を伸ばす」に関しては、職務が先にあるので、位置も目的も決まっています。

だから、ある程度教えることが一般化出来て、それを段階に分けて教えることで実現できます。

ただ「得意を活かす」の場合は、そもそも組織の中において、その人がいる場所が違う場合が多いのです。

まだ場所の移動で得意が活きれば良いのですが、その得意を活かせる場所を準備してあげないといけない場合があります。

そうなると、一人の得意を活かすために、全体の戦術を書き直さなければいけません。

単純に「能力を伸ばす」よりも工数がかかることが多いのです。

戦術を書き直せばもっと良くなるのであれば、さっさと書き直せばよいのですが、一度作ってしまっている組織はそう簡単には変わりません。

また新たな組織に変更し、ポジション調整をすることで新たな歪みが生まれる可能性もあります。

そこまで考えて一人の得意を活かすマネージメントを行う。

これはなかなかに大変です。

人の得意は多種多様で、とても面白いのだが、それを活かすと運営が難しくなる

人の得意というのは、本当に多種多様で、あぁ、ここが得意なのか。というのに気づくと嬉しい反面、その得意、どこだったら活かしてあげられるのだろうというのを考えるのはとても難しいです。

しかも全員の得意を活かしてあげようなんて、実際は現実的ではありません。

影響力の高い人の得意の優先順位を上げて、組織の再構築に手を出さないといけなくなります。

一社で全部やろうとすること自体が間違いなのかもしれませんが、得意を活かそうとすると、どうしてもこうなってしまいます。

まぁ、こうやってモヤモヤ考えていると、株式会社はこという会社の在り方であれば、社内にあるメンバーの得意に注目して、私が複雑さを全部許容し、その得意を活かした仕事を創り上げて、ひとつひとつを任せていくというやり方も良いのかもしれません。

いったん業務が散らばるので、戦術の設計とマネージメントは大変になるかもしれませんが、得意を活かせるメンバーが大きく伸びると、その分組織も伸びるのであれば、私が労を惜しんでいてはいけないのでしょう。

得意を活かす方向性について悩んでいる理由は、もしかすると組織の中で実現する難しさというよりも、メンバーの得意を活かす組織づくりをやり切る覚悟が、私に出来ていないせいなのかもしれません。

あぁ、そうかもなぁ。

それでは、今週もお疲れ様でした。皆様、良い週末を!

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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ