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二流なりの頑張り方【265/300】

2023年度も最終Qに入りました。はこの亀谷です。

本日は「二流なりの頑張り方」というテーマで1本書いておきます。

自分は自分、ひとはひと。

二流には二流の生き方があるという話です。

by 寺山 修司

ほとんどの人は一流にはなれないし、なりたくない

私は自分は二流だなぁと思いながら生きています。

それは自分よりも頭が良くて努力している人を知っているからです。

中学校受験の時も、中学・高校時代も、大学時代も、社会人になっても、自分より凄い人たちになんとかついて行こうと努力はしていましたが、自分は所詮はこの程度かぁとトップ争いするところからは完全に離脱しました。

一流の人はもともと持っているポテンシャルも高いのですが、一番違うのは、努力だと思うことなく目標達成に向けて圧倒的な物量をこなせることだと思うのです。

それが一流たる由縁なんですが、私が自分を二流だと思っている由縁は、その一流がこなす量に対して、そこまではやりたくないと思ってしまっているところにあります。

例えば、分かりやすいところでいくと、堀江さんとか、キングコングの西野さんとか、別にやらなくても良いのに、毎日文章だけではなく、音声、動画と大量の情報を発信しています。

そんなのは彼らの活動のほんの一部に過ぎないので、一流になりたければ、それくらいは真似してやり続けなくてはいけないのですが、それが出来ません。

結局、それを見て、自分もやってみようと思い、諦めずに続けられる人しか、一流になる資格がないわけです。

二流には二流の頑張り方がある

じゃ、一流になれなかった人はどうすれば良いのか?

個人的には別に一流にならなくても、二流は二流なりに頑張れば良いのではないかなぁと思っています。

まぁ、目指せ中の上くらい?

一流と二流との違いの一つとして、中身よりも影響度の差があげられると思っています。

ひとりの個を中心として、どれくらいの人を巻き込んでいけるかという遠心力の問題です。

一流の人はこれが強い。

二流が二流なりに頑張るためには、自分を中心として巻き込める範囲内の影響度だけは、しっかりあげておく必要があります。

一流になるには遠心力を維持するのに、それ相応のエネルギーが必要ですが、二流くらいの範囲であれば、その範囲内の影響度を維持することは一流ほど難しくありません。

一流の人よりも範囲が狭い分、自分の影響度の範囲内をより密にカバーできるというのが二流の強みです。

この二流のポジション戦略をとる上で注意しないといけないことはただ一つ。絶対に一流になろうとしてはいけません。

途中でやっぱり一流になりたくて、無理して影響度の半径を広くしようとしてしまう人がいますが、それは絶対にやめましょう。

圧倒的な努力をする覚悟がない中でそれをやってしまうと、リーチも微妙、密度も微妙な中の中から、中の下に落ちてしまう可能性が出てきます。もし、あなたが本当に一流の素質があれば、影響度は自分の意志とは違うところで勝手に広がっていくはずです。

二流戦略の勝ち筋はただ一つ。一流になるのを諦めて、自分の強みを強化し、自分が出せるリーチとその遠心力の強さだけで勝負する。これに尽きます。

何者かになる必要もなければ、目指す必要もない

人間なんて、全く違う人がたくさんいるわけです。

全く同じ人なんてこの世の中に絶対存在しません。

ということは、別に一般解を目指さなくても、自分の人生の個別解を攻略するだけで十分に価値が出せますし、自分が生きていく上では何一つ困りません。

一流の人は人生の個別解の影響度が強すぎて、他人にまで影響を与えているだけです。それもおそらくそこを狙ったというよりもあくまで結果論なのかなぁと思います。

だから、まぁ、そんな大変な一流を無理して目指さずに、一流はそうそうに諦めて、自分の出来る範囲で二流として一生懸命生きてみるのも楽しいのではないでしょうか。

ただ、一流は諦めたとしても、二流としてのプライドは常に持っておくべきだと思います。

これしか出来ないから、これだけは出来るようにする。ピンポイントであれば一流に負けない仕事をする。というのが二流の頑張り方ですね。

私は粛々と働くという武器だけで、今でも楽しく生きています。

人間は生まれた瞬間から、どんどん劣化していきます。「人生は中途半端な死体として生まれてきて、一生かかって完全な死体となる。」と寺山修司は言っていますが、最後どういう”死に際”を迎えるのかを考えながら、粛々と生きていきたいものです。

それでは、皆様、良い週末を!


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亀谷 誠一郎 / 粛々と働きます
現在、母とのコラボ企画を行わせていただいております。サポートいただいたものに関しましては、全て実家の母の創作支援費用として利用させていただこうと思っております。何かお礼できることがあれば考えますので、お気軽にご相談ください。いつもありがとうございます! かめ